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「佐々木朗希がいなければ敗退していた」“古巣”ドジャースの苦闘を解説者はどう見た?「あの3イニングはそれくらい大きい」ロバーツ監督の采配にも本音
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曹宇鉉Uhyon Cho
photograph byGetty Images
posted2025/10/14 17:35
ポストシーズンでドジャースのキーマンとなっている佐々木朗希
――ドジャースは11回にサヨナラ勝ち。結果的にはあの3イニング無失点が非常に大きかったですね。
山下 ドジャースを救いましたよね。正直、佐々木がこの状態で復帰していなかったら、ドジャースはたぶん敗退していたと思う。フィリーズも強いからね。あの3勝目を引き寄せた3イニングの貢献度はそれくらい大きい。8回の相手打者はカイル・シュワバー、ブライス・ハーパー、アレク・ボームですよ。ああいうところで投げて、結果抑えているわけで。佐々木は決して自己表現が得意な選手じゃないと思いますけど、それでもポストシーズンの投球が自信になっているのは伝わってきます。
気になる「ロバーツ監督の継投策」
――その一方で、疑問符が浮かんだのがフィリーズとの地区シリーズ2戦目(現地時間10月6日)での佐々木の起用法です。3点リードの9回、シーズンで防御率5点台のブレーク・トライネンが3連打で2点を失い、さらにアレックス・ベシアが2死一、三塁とした状況で佐々木に大役が回ってきました。ロバーツ監督の継投策に多くの人が戸惑ったように思いますが……。
<続く>
