箱根駅伝PRESSBACK NUMBER

“突破有力校”はどこ? 箱根駅伝予選会2025を大予想する! 本命は「本大会7秒差でシード権逃した名門」「本大会経験者6名が登場のあの大学」か 

text by

佐藤俊

佐藤俊Shun Sato

PROFILE

photograph byNanae Suzuki

posted2025/10/17 11:15

“突破有力校”はどこ? 箱根駅伝予選会2025を大予想する! 本命は「本大会7秒差でシード権逃した名門」「本大会経験者6名が登場のあの大学」か<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

箱根路へ、予選会を突破するのは……? 写真は昨年の予選会を走り、101回箱根本大会で7区2位だった順大・吉岡大翔

箱根経験者6名を擁する大東文化大

 大東文化大は、前回の箱根駅伝が19位、今回の全日本地区選考会2位、箱根予選会の登録メンバーの上位10名の10000mの平均タイムが28分58秒71で全体の5位だ。今回、箱根予選会には、箱根駅伝経験者6名、全日本地区選考会出場組6名が登録されている。7月の網走学連記録会10000mで、28分19秒82でトップを獲った棟方一楽(かずら)(3年)、28分53秒74の入濵輝大(きひろ)(4年)は、2年前の箱根予選会をトップ通過した時の経験者で非常に心強い。

 不安材料は、全日本地区選考会3組でトップを獲った大濱逞真(たくま)(2年)の状態か。故障があり、全日本との兼ね合いをどう判断するか。また、留学生のエヴァンス・キプロップ(2年)、全日本地区選考会で活躍した大澤琉欧(りお)(2年)らが登録外になった。全日本地区選考会では個々が力を発揮しており、今回も真名子圭監督がしっかりとピーキングをしてくるだろう。

前回箱根でシードあと一歩、順大の分厚い選手層

 順大は、前回の箱根駅伝が11位、全日本地区選考会3位、上位10名の10000mの平均タイムが28分47秒87で2位だ。10000mでチームトップ(28分13秒67)の玉目陸(2年)を始め、吉岡大翔(ひろと)(3年)、川原琉人(2年)、関東インカレハーフ6位の山本(はるか)(2年)ら28分台の選手を7人擁している。

ADVERTISEMENT

 関東インカレハーフ3位の森本喜道(きどう)(4年)、全日本地区選考会2組3位の池間凜斗(りいと)(2年)らが不在だが、前回の箱根駅伝の復路6位のメンバー5名中4人が登録されており、選手層は非常に分厚い。よほどのアクシデントがない限り、昨年の「1秒差で生き残った」というような展開にはならないはずだ。

【次ページ】 日本大エースは全選手中トップのタイム

BACK 1 2 3 4 NEXT
#大東文化大学
#順天堂大学
#日本大学
#立教大学
#日本体育大学
#東海大学
#吉岡大翔
#玉目陸
#真名子圭
#シャドラック・キップケメイ
#馬場賢人
#山崎丞
#ロホマン・シュモン

陸上の前後の記事

ページトップ