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「本当は泣きじゃくってわあわあ言いたいけど…」出雲駅伝“まさかの7位”青学大…失意の“最強世代の旗手”がこぼした本音「泣くのは勝つまで我慢」

posted2025/10/17 11:06

 
「本当は泣きじゃくってわあわあ言いたいけど…」出雲駅伝“まさかの7位”青学大…失意の“最強世代の旗手”がこぼした本音「泣くのは勝つまで我慢」<Number Web> photograph by Satoshi Wada

出雲駅伝でエース級が集う2区を任されたものの区間10位に終わった折田壮太。高校時代は世代No.1ランナーだった輝きを取り戻せるか

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和田悟志

和田悟志Satoshi Wada

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Satoshi Wada

 今年も学生駅伝シーズンがはじまり、3大駅伝の初戦出雲駅伝が行われた。優勝候補の一角とされた青学大は、まさかの7位という不本意な結果に。実力を発揮できなかった“次世代エース”に、一体何が起きていたのか?《NumberWebレポート全2回の2回目/最初から読む》

 初出場となった出雲駅伝の2区で、区間10位と振るわず不完全燃焼に終わった青学大の折田壮太(2年)。原晋監督をして「最強軍団」と言わしめた世代のエースは、苦いデビューとなった出雲路の経験をどう受け止めたのだろうか。

トラック、駅伝…ともに世代No.1だった高校時代

 折田は、須磨学園高3年時に5000mで日本高校歴代2位となる13分28秒78を叩き出し、全国高校駅伝では1区(10km)で日本人最高タイ記録(当時)の28分48秒で区間賞に輝いた選手だ。

 ところが、大学1年時は体調不良やケガもあって、なかなか思うような結果を残せなかった。

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 昨年の出雲は不出場。全日本大学駅伝では3区を任され、トップを守り抜き区間5位にまとめたが、スーパールーキーの呼び声に見合った活躍は見せられなかった。箱根駅伝は、同期が4人も16人のエントリーメンバーに名前を連ねるなか、メンバー入りすることも叶わなかった。

 大学2年目の今季、折田は5月の関東インカレでようやく復活の糸口を見せた。

【次ページ】 春には「“折田世代”だと言えるような1年に」も…

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