“突破有力校”はどこ？ 箱根駅伝予選会2025を大予想する！ 本命は「本大会7秒差でシード権逃した名門」「本大会経験者6名が登場のあの大学」か 

日本大エースは全選手中トップのタイム

日本大のエース、シャドラック・キップケメイ　©Yuki Suenaga

　日本大は、前回の箱根予選会が7位、箱根駅伝が20位、全日本地区選考会が4位。しかし、上位10名の10000mの平均タイムが28分39秒78で1位だ。山口彰太（3年）ら前回の箱根駅伝経験者が6名残り、全日本地区選考会組も8名中7名が箱根予選会に登録された。エースのシャドラック・キップケメイ（3年）は、10000m27分20秒05で予選会出場選手中トップの成績を誇り、タイムを稼いでくれるだろう。鈴木孔子(こうじ)（4年）、高田(たかた)眞朋(まなと)（3年）ら8名いる28分台の選手がまとまってタイムを稼げば、昨年の予選会7位を上回ることが十分に可能だ。

　この3校に加え、立教大、日体大、東海大も強い。

昨年トップ通過、立教大の布陣は？

昨年の予選会、トップ通過に湧き上がる立教大の選手たち　©Nanae Suzuki

　立教大は、前回の箱根予選会をトップ通過。箱根本戦では往路8位と健闘したものの、残念ながら総合13位でシード権には届かず。今季も「シードを獲りにいく」という目標は変わらない。

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　主力の4年生が抜け、上位10名の10000mの平均タイムは29分21秒19で15位と、決して高くはない。だが、箱根駅伝を駆けた永井駿（4年）ら5名が残り、FISUワールドユニバーシティゲームズのハーフ4位のエース・馬場賢人（4年）が好調を維持、主将の國安広人（4年）に加え、小倉史也（4年）、吉屋佑晟(ゆうせい)（4年）、原田颯大(そうた)（3年）、鈴木愛音(まなと)（2年）など、昨年の予選会トップ通過に貢献した8名が今回の箱根予選会に登録されている。戦力は昨年と変わらないといえるだろう。前回の予選会は4年生の奮闘が目立ったが、今回も馬場ら5名の4年生の走りが肝になりそうだ。

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