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「朗希とまた野球をしたい」ドジャース・佐々木朗希23歳が、交通事故に遭った友人に送った“あるメッセージ”…小学生からのチームメイトが明かす秘話
text by

熊崎敬Takashi Kumazaki
photograph byJIJI PRESS
posted2025/10/11 06:02
同級生だけが知る、ドジャース・佐々木朗希(23歳)の優しい一面があった
朗希から届いた“あるメッセージ”
幸いにも一命を取り留め、寝たきり生活も免れたが、入院生活は3カ月弱続いた。その中で悟ったことがある。
「人生はいつ終わるかわからないんだ。それなら、今日が最後の一日だと思って、悔いの残らない人生を歩みたい」
そしてこのとき頭に浮かんだのは野球、高校最後の夏で嫌いになったはずの野球だった。自分にはつくづく野球しかない、そう思い知らされた。
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医師から激しい運動を禁じられていたが、退院後、今野は黙々と身体づくりを始めた。ひとり暮らしの部屋で、ダンベルや懸垂に取り組む。ドクターストップがいつ解けるかわからなかったが、今日が最後の思いでトレーニングに打ち込んだ。

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