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「今が潮時だ」カーショウ37歳引退にフリーマン36歳が泣いた…ドジャースの仲間意識「スコットが親子練習の球審役」「大谷翔平、ベッツは義理堅く」
posted2025/10/04 17:00
レギュラーシーズン最終登板、笑顔で会話を交わすカーショウとフリーマン
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Stephen Brashear/Getty Images
ワールドシリーズ連覇へ歩みを進めるロサンゼルス・ドジャース。クレイトン・カーショウ引退を受けて、チームメートたちが見せた「熱い仲間意識」の記事の凝縮版をお届けします。
親子キャッチボールの“球審役”にスコットが
現地時間9月18日、メジャーリーグの舞台で通算223勝を上げた伝説の左腕カーショウは2025年限りでの引退を表明した。
その当日、ドジャースタジアムでは会見前にカーショウと長男のチャーリーくんが“親子水入らず”の練習をしていた。ここで粋な心遣いを見せたのが、守護神を務めてきた左腕のタナー・スコットだった。カーショウが捕手役を努めようとすると、スコットは球審役を買って出て、投手チャーリーくんの晴れ舞台を作ったのだ。
フリーマンが涙したカーショウからのメッセージ
その後始まった引退会見、前方2列で関係者、さらに第5子妊娠中のエレン夫人と4人の子供たちが見守った。
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「今は心から納得している。これは正しいタイミングだと思う。やり切った。今が潮時だと思った」
このようにカーショウは引退決断の理由を語った。これにつづいて家族やチームメイトへの感謝を語ると、37歳の目からは涙が溢れたが、同じく顔を覆って泣いていたのが、カーショウの1歳下の盟友であるフレディ・フリーマンだった。
それはなぜか――壇上のカーショウから、こんな言葉を贈られたからだ。
