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「れ、0.005%」大谷翔平ホームランボールの“衝撃数字”「逆方向が7本→14本に倍増」ドジャースタジアム2年間57発の着弾点を調べてみた
text by

AkiAki
photograph byNanae Suzuki
posted2025/09/30 17:02
今季もホームランを量産した大谷翔平。過去2年の本拠地ホームランボール方向と着弾点を調べてみると?
さらに今季はライト側:11本、バックスクリーン:4本、レフト側:14本(2024年は7本だった)と、逆方向のへ本塁打が増えていたことが分かる。〈センターから左中間方向への本塁打が好調のバロメーター〉と多くの解説者や識者は称するが、この数字は大谷の打撃が進化を続けている証拠なのかもしれない。ファン視点に立てば――外野全方位に、満遍なくホームランボールを届けてくれるとも表現できる。
さて、ドジャースのホームでの試合数は81試合。その中で大谷は2025年にドジャースタジアムでホームランを29本放っていて、割合にすると3.5試合に1本となる。3連戦すべてを観戦したとしても、大谷の一撃が外野席に飛んでくるのは1回、好調期間に入っていたとしても2、3回といったところ。そして運よく観戦席近くにホームランボールが飛んできたとしても、現地のドジャースファンもホームランボールめがけて大挙してくるだろう。
確率は「0.005%」だとしても
ドジャースタジアムの外野座席数は約5000席(※ドジャースタジアム公式では座席数は非公表)。4試合を外野席で観戦したとして、単純計算だとキャッチできる確率は2万分の1、パーセンテージにして0.005%。実際には座席のないバックスクリーンやブルペンに着弾するケースも多いので確率はそれ以下だ。非常にハードルの高い数字であることは確かだが、もしキャッチできる僥倖に恵まれたら――もちろん永遠の宝物としてキープしたい。
〈ドジャースとMLB特集:つづく〉

