「ボランチできるわけない」と言われた鎌田大地が今や“プレミア格上キラー”…メキシコ戦から中2日、遠藤航が米国戦スタメンと取材記者は見た 

　鎌田が所属するのは、世界最高峰のリーグで戦うパレスだ。昨季はマンチェスター・シティとのFAカップ決勝で、今季はリバプールとのFAコミュニティシールドで、格上を倒して、タイトルを手にしてきた。

　つまり、パレスのプレミアリーグでの立ち位置は、森保監督が想定しているW杯における日本の立ち位置とそっくりなのだ。パレスが格上から2つのタイトルを奪い取ったような戦いをお手本とするべきだろう。

クリスタル・パレス初のタイトルに貢献した鎌田。“格上キラー”と言える　©Sebastian Frej/Getty Images

　だから、メキシコ戦後に鎌田が挙げたこんな課題については、しっかり胸に刻まないといけない。

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「ボールを奪ってから、ゴールにダイレクトに攻められる方が、相手もより嫌だと感じるだろうし。自分たちはボールをポゼッションするところも大事ですけど、もっとシンプルに向かっていくことも大事だと思います」

メキシコ戦で鎌田と…遠藤が連続先発と読むワケ

　では、そんな鎌田とコンビを組んだ遠藤はメキシコ戦でどんな役割を果たしたのか。

　メキシコ戦の鎌田が“キングの働き”をした一方、遠藤の働きはまるでスーパーマンのようだった。日本時間の9月10日朝8時37分にキックオフするアメリカ戦。前回から中2日での試合だから、先発の大量入れ替えが予定されている。そこでも数少ない2戦連続の先発選手となりそうな遠藤は、メキシコ戦で“3つ”の顔を見せていた――。〈つづく〉