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「あれ、阪神スカウトだけ来てないぞ…」他球団が恐れた阪神タイガース“宝探し”の極意とは? 緻密で大胆なドラフト戦略「昔より真面目なスカウトが増えた」
text by

西尾典文Norifumi Nishio
photograph byJIJI PRESS
posted2025/07/26 11:01
ゲーム差9.5をつけてセ・リーグ首位を独走する阪神タイガース
冒頭では一軍で活躍している選手の成功例を挙げたが、二軍を見ても投手では2年目の椎葉剛がリリーフとして頭角を現し、高卒ルーキーの今朝丸裕喜が早くも4勝をマークしている。また野手も百崎蒼生、井坪陽生といった高卒の若手や、独立リーグから入団したルーキーの佐野大陽が結果を残すなど楽しみな選手は非常に多い。
昨年オフにはウエスタン・リーグで最高出塁率のタイトルを獲得した遠藤成(現オリックス)が自由契約となったことも話題となったが、それだけ二軍の競争が激しく、活性化している証拠と言えるだろう。
そんな阪神が今年はどんな選手を評価して指名するのか。少し気が早い話だが、10月のドラフト会議ではぜひ注目してもらいたい。
〈全2回/前編から続く〉

