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阪神独走…なのに中日だけが7勝5敗の“珍現象”「クインテット分断作戦」成功の井上一樹監督「俺は苦手意識ないよ」と豪語する猛虎封じのキモ

posted2025/07/25 11:05

 
阪神独走…なのに中日だけが7勝5敗の“珍現象”「クインテット分断作戦」成功の井上一樹監督「俺は苦手意識ないよ」と豪語する猛虎封じのキモ<Number Web> photograph by SANKEI SHIMBUN

5球団の中で唯一、阪神に勝ち越して前半戦を折り返した中日。後半戦の台風の目となるか?

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小西斗真

小西斗真Toma Konishi

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SANKEI SHIMBUN

 阪神が強すぎる。6月末から7月にかけての11連勝で一気に抜け出し、53勝35敗2分けの独走状態でオールスターブレークに突入。9.5ゲーム差をつけられている2位・DeNAですら借金1を抱えており、貯金を独占する1強状態である。

「爆進の猛虎」唯一の天敵は…

 総得点306、総失点200ともに断トツ。打線は三冠をも視野に入れている佐藤輝明とその前を打つ森下翔太が牽引している。チーム防御率は12球団で唯一、2点を切っており、先発、リリーフともに層は厚い。

 連覇をねらう巨人を13勝5敗と圧倒し、昨シーズン日本一のDeNAも8勝4敗2分けと寄せ付けていない。まさしく隙も死角も見当たらない盤石の戦いぶりだ。しかし、真っ白なシーツに1点だけ小さなシミがあるように、猛虎が思うように勝てていない相手がいる。それが井上一樹新監督率いる中日だ。

【次ページ】 中日だけ阪神に強い「珍現象」

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