森保監督が一喝…何があった？「30分前まで穏やかだったのに」E-1連覇のウラに指揮官の“怒り”…国内組に求めた“世界基準”「練習もキャリアで一番長かった」 

「（選手たちの意識や代表への思いは）上がったと思います。Jリーグでのメンバーが全員というところで、優勝したこともそうですし、試合を重ねるごとにレベルアップしていきました。最初の2試合と今日の試合では相手の強さもクオリティーも全然違ったので、それが経験できてよかったとも思います。試合出た選手は吸収できたもの、出なかった選手は悔しさを次に生かして、Jリーグが盛り上がらないと日本サッカーは盛り上がらないと思うので、盛り上げていきます」

韓国戦でもアシストをマークした相馬　©︎Masashi Hara/Getty Images

森保監督が求める“基準”

　“E-1経由北中米行き”を果たせるのは、たった数人かもしれない。今回の初招集組から一人も選ばれなくても驚きではない。それくらいW杯予選を戦った選手たち、海外組のレベルは高い。

　だが、ときに厳しさも見せた森保監督のもとで代表基準を知り、確実に成長した選手が普段の意識から変化させ、周囲に伝染させられるとすれば――今大会の成果は優勝という結果にとどまらないはずだ。

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　選手たちの成長やW杯への思いについて問われた森保監督は、次のように答えた。

「我々コーチングスタッフで世界トップ基準という高い要求をした中で、選手たちがそれに応えてくれました。自分たちが成長できる、成長していると感じてもらえたことは、選手たちが本気で（W杯出場を）目指すことにつながっていると思うので、コーチングスタッフの一人として働きかけサポートできたことはうれしく思っています。Jリーグの舞台に戻っても強い思いを持って、チームで勝たせる存在となり、別格なプレーを見せてほしいと思います」

選手たちを労い、喜びを分かち合った森保監督（左）　©︎Masashi Hara/Getty Images

　闘将の素顔を垣間見せた指揮官が求める“基準”に到達する選手は現れるだろうか。