「リュウノスケ…W杯候補に入るかも」トルシエが繰り返し絶賛“E-1日本代表の18歳”日韓戦推奨スタメンは「左がソウマ、3バックはコガと…」 

「違うのは間違いないが、それでも例えば佐藤龍之介には本当に驚いた。そのスピードと技術の高さ――ポテンシャルは底知れないものを感じた。まだ若い（18歳）が、プロとしての潜在能力はとてつもなく高い。ポジショニングも素晴らしくポリバレントでもある。個性もハッキリしている。セットプレーも蹴り、ドリブル突破もできる。

佐藤龍之介はインドネシア戦でA代表デビューを飾っている　©Kiichi Matsumoto

　彼ならW杯を戦う候補の30人に入ってもおかしくはない。とはいえパスの能力がどのくらいであるかは、もっと高いレベルで見ないとわからない。そこは未知数ではあるが、相手にとって非常に危険な選手であるのは間違いない。

　また望月ヘンリー海輝も悪くなかった。私の好きなタイプの選手のひとりだ。体躯もしっかりしていて、ヨーロッパスタイルのプレーを実践している。攻撃的でボールを失わず、シュートも打ち得点も決めた。彼は今日が代表初先発なのだろう？」

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――そうです。

「初先発で初ゴール。素晴らしい試合だったといえる。チーム全体としては、香港戦に比べそう悪いわけではなかった。中国も悪くはなかったからだ。守備的ではあったが、韓国戦で失った自信を取り戻せた戦いだった。日本へのコンプレックスは感じられなかった」

日韓戦スタメンは左がソウマ、3バックは…

――たしかに守備は悪くはなかったです。

「興味深い選手も何人かいた。日本のゴールにも何度か迫り、得点していてもおかしくはなかった」

――キャプテンのCF張玉寧がGKと1対1のシーンも作り出しました。

「彼は私のクラブの選手だった。私が杭州緑城の監督をしていたとき（2015年）に、彼をオランダ（フィテッセ・アーネム）に送り込んだ。当時はまだ18歳だったが、そのころからすでに試合には出ていた。オランダに行ってからイングランドやドイツを経て中国に戻り、以来ずっと北京でプレーしている。今は28歳になったが、優れた選手であることに変わりはない。ところでこの勝利で、日本は首位に立ったのだろう」

――韓国と同じ勝ち点6ながら、得失点差で上回っています（日本＋7、韓国＋5）。昨日は韓国が香港を2対0で下しましたが、洪明甫監督も初戦の中国戦から100％のターンオーバーで臨みました。

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