大谷翔平の舞台裏:ドジャース異聞BACK NUMBER

「オオタ二の後だからって…」「慣れてる」投手・大谷翔平を支える“ドジャース救援陣”の本音…「大谷ルールは本当にありがたい」の真意とは? 

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斎藤庸裕

斎藤庸裕Nobuhiro Saito

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posted2025/07/13 11:03

「オオタ二の後だからって…」「慣れてる」投手・大谷翔平を支える“ドジャース救援陣”の本音…「大谷ルールは本当にありがたい」の真意とは?<Number Web> photograph by Getty Images

投手としてはオープナーとしての起用が続く大谷翔平

「ドジャースの救援陣は慣れている」

 現行のルールでは、延長戦か、8点リードされている、もしくは10点リードしている展開でしか、野手は登板できない。だが、二刀流枠の選手はいかなる場面でも登板が可能だ。つまり、オープナーとはいえ大谷は13人の投手枠に1人追加される状況になる。ドライヤーは「ドジャースの救援陣は、多くのイニングを投げることに慣れている。それに、ショウヘイが戻ってきて(起用の)オプションが増えたことで、イニングの負担を分散できるのは助かるよ」と明かした。

 開幕直後から5月にかけて、次々と主力の先発投手が故障で離脱。先発の枚数が足りない上に、オープナーでの登板やロングリリーフなど、救援陣の負担は増えていた。その状況で大谷が加わった。チームは前半戦の終盤に投打がかみ合わない状況が続いたとはいえ、救援陣の負担が減ると同時に、大谷はリハビリ登板として完全復活まで実戦で段階を踏める。二刀流だからこそ可能な、一石二鳥の復活ロードとなっている。

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