大谷翔平の舞台裏:ドジャース異聞BACK NUMBER

佐々木朗希に新たな課題「(肉体強化は)全部だね」ドジャースのコーチが明かした…「憶測ばかりが飛び交って…」なぜ復帰は二転三転している?

posted2025/07/09 11:02

 
佐々木朗希に新たな課題「(肉体強化は)全部だね」ドジャースのコーチが明かした…「憶測ばかりが飛び交って…」なぜ復帰は二転三転している?<Number Web> photograph by JIJI PRESS

試合前にキャッチボールを行う佐々木朗希

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斎藤庸裕

斎藤庸裕Nobuhiro Saito

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復帰へ向け、はっきりとした見通しが立たない状態が続くドジャースの佐々木朗希。復帰予定時期が二転三転するなかで、現地でもさまざまな“憶測”が飛び交う状況となっている。取材を続ける斎藤庸裕氏が、番外編として“佐々木朗希の舞台裏”を解説する。

◆◆◆

 ドジャース佐々木朗希投手(23)について、明確な復帰時期が見えてこない。キャッチボールでは強度の高いボールを投げることもあるが、ブルペン入りの時期は不明。7月3日(日本時間4日)、投内連係の練習に加わり、一塁ベースカバーなどを行ったが、守備練習中にスローイングはしなかった。翌日、ロバーツ監督が佐々木の現状について明かした。

「いつマウンドに上がれるかは分からないが…」

「平地で投げる球速は上がっていて、力を入れて80マイル台後半くらい(140~145キロ)まで出てきている。しっかり回復できているのも良い兆候。いつマウンドに上がれるかは分からないが、ここまでは非常に前向きな感じだ」

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 リハビリ担当スタッフやトレーナーらに見守られながら、徐々にステップを踏んでいる段階。投球練習だけでなく、ランニングメニューや体幹強化のトレーニングを行っている。5月中旬に右肩のインピンジメントでIL(負傷者リスト)入り。ノースローの状態から、5月末頃に一度は投球を再開したが、6月上旬にかけて再びノースローの状態に後退した。

【次ページ】 コーチが語る佐々木の肉体強化「全部だね」

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