「目、デカッ…と言われるたびに傷ついた」18歳で突然バセドウ病に…元女子バレー日本代表・鍋谷友理枝の告白「毎日薬を飲み続けてました」 

「悪い意味じゃなく、『私はみんなと同じようにできないんだから、みんなと一緒を求めちゃダメだ』と割り切れるようになったんです。高校の時に、もうバレーを辞めると東京に帰ったこともあったけど、『ここで逃げたら終わりだ』と思って（学校がある）大分に戻った。それと同じで病気だからといって投げだしたら終わり。暗示じゃないですけど、辞めちゃいけないと思い続けたことで、程よく付き合う方法に慣れてきたのかもしれませんね」

　病気を打ち明け、スタッフやチームメイトがサポートしてくれたことでプレーを続けることができた。星の存在も含めたすべてがマイナス思考を自認する鍋谷を支えたが、加えてもう一人、心強い強い味方になったのが後の夫になる元バレーボール選手の江頭広樹さんだ。

　交際を始めてから間もなく、自らがバセドウ病であることを告げた。症状の中には眼球突出など見た目にも表れるものもある。そのまま交際を続けて、結婚しても妊娠、出産に影響が生じるかもしれない。

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「そんなの、嫌だよね」

　江頭さんの返事は実にあっさりしていた。

「そんなの、全然大丈夫だよ」

　穏やかで動じない姿勢に、ずっと支えられてきた。

　だが、バセドウ病発症から7年後、鍋谷に新たな病が発覚した。

〈つづく→第3回へ〉

#3に続く

「あれ、生理止まった？」女子バレー鍋谷友理枝が動揺した“がんの疑い”「日本代表を外されるのが怖かった…」手術を決断できた夫の言葉とは？

#3

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#2

「目、デカッ…と言われるたびに傷ついた」18歳で突然バセドウ病に…元女子バレー日本代表・鍋谷友理枝の告白「毎日薬を飲み続けてました」

#1

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