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「マイナーに行くでしょう」ドジャース・ロバーツ監督の“佐々木朗希評”はどう変化した?「以前ほどの体力がない」苦言も…「これはプロセス」
posted2025/07/04 17:01

2月のキャンプで佐々木朗希の投球を見守るロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督。シーズン序盤は佐々木を庇うコメントも多かったが…?
text by

一野洋Hiroshi Ichino
photograph by
JIJI PRESS
鳴り物入りでMLBのトップ球団へと移籍した佐々木朗希が、右肩の故障に苦しんでいる。期待の大型ルーキーの戦線離脱は、アメリカでどう受け止められているのか。現地メディアの報道と、指揮官の言葉の変遷から見えてくる佐々木の「現在地」とは。《NumberWebレポート全2回の2回目/最初から読む》
「2025年シーズンで最も期待外れなのは…」
シーズン開幕前は、「大型ルーキー」として大きな期待をかけられていたロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希。
一方で、開幕から1カ月が経った5月頃には、ピリッとしない内容が続く投球に、少しずつ現地の報道にも変化が見え始めていた。
スポーツメディア『The Athletic』は「ナ・リーグ新人王の有力候補だったロウキ・ササキだが、期待に応えられていない」とバッサリ。5月初旬にはMLB公式サイトでも、匿名ながらアメリカン・リーグの幹部が「2025年シーズンで最も期待外れなのはササキだ。あたかも次のポール・スキーンズ(ピッツバーグ・パイレーツ)のように持ち上げられていたが、その期待を裏切っている」と厳しい評価を下している。
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そして、開幕から1カ月半が経った頃、ついに佐々木が抱えていた“爆弾”が爆発する。
痛みを押してマウンドに立ち続けていた佐々木の肩はついに悲鳴を上げ、5月13日に「右肩インピンジメント症候群」のため15日間の故障者リスト(IL)入りしたのだ。