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”30歳で21億円超の値札”日本代表MFは移籍濃厚か「リーズならタナカアオと再び」「最後のプレミア挑戦を逃すとは」ポルトガル人記者の守田英正評 

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フランシスコ・セベ

フランシスコ・セベ Francisco Sebe(O Jogo)

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posted2025/06/21 17:02

”30歳で21億円超の値札”日本代表MFは移籍濃厚か「リーズならタナカアオと再び」「最後のプレミア挑戦を逃すとは」ポルトガル人記者の守田英正評<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

2月、CLドルトムント戦での守田英正。日本代表MFに待つ未来はポルトガル名門残留か、それとも他リーグへのステップアップか

 ただしここ数カ月のポルトガルのメディアでは、守田が移籍すると予想する向きが多い。守田自身、スポルティングとの契約を延長する意思は見せておらず、プレミアリーグへの挑戦に気持ちが傾いているのではないだろうか。

 冒頭に挙げた2チームから実際にオファーがあったとしたら、すでに彼の心は決まっているかもしれない。リーズなら、日本代表のチームメイト田中碧(川崎フロンターレ時代も僚友だったという)と共にプレーすることになり、適応も早くなりそうだ。リーズもウルブスもまずは残留が目標となるはずだが、それでも高みを目指すフットボーラーにとって、最高のレベルでプレーできる喜びに勝るものはないだろう。

 そもそも守田は、欧州での最初のステップとなったサンタ・クララに加入した時、サラリーの減額を受け入れたという。報酬よりも何よりも、高いレベルでのプレーを希求してきた男なのだ。残留の可能性を伝える報道が出たとはいえ――おそらく最後のプレミアリーグ挑戦の機会を、そんな選手が逃すとは予想しにくい。

移籍ならファンは悲しむに違いないが…

 もし移籍が決まれば、多くのスポルティングのファンが悲しむことは間違いない。そして彼らの心に、緑と白のシャツをまとった守田の勇姿は生き続けるのだ。〈つづく〉

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