“山本由伸以外は火の車”ドジャース大谷翔平の復帰28球…スイーパーでもスプリットでもなく「黒田博樹の決め球」「盗塁封印」は新・二刀流仕様か 

〈大谷翔平/ドジャース〉
71試283打85安25本43点11盗45球81振 率.300 OPS1.039
6月9日パドレス戦 5打1安0本0点0盗 1球1振
6月10日パドレス戦 3打1安0本0点0盗 0球1振
6月11日パドレス戦 5打1安0本0点0盗 0球2振
6月13日ジャイアンツ戦 4打0安0本0点0盗 0球2振
6月14日ジャイアンツ戦 3打2安2本2点0盗 2球0振
6月15日ジャイアンツ戦 3打3安0本0点0盗 1球0振
6月16日パドレス戦 4打2安0本2点0盗 1球2振
7試合27打10安2本4点0盗 5球8振 率.370

2打点を挙げるなど、相変わらずの“投打躍動”ぶり　©Getty Images

　また打率を3割に戻した。6月後半の大爆発が期待できる。ただし、5月20日以来「盗塁」は封印している。「走」は走塁までにとどめ、今後は投打二刀流へとシフトするのだろう。

〈鈴木誠也/カブス〉
68試272打71安17本58点2盗25球79振 率.261 OPS.847
6月9日フィリーズ戦 5打1安0本0点0盗 0球1振
6月10日フィリーズ戦 5打2安0本1点1盗 0球1振
6月11日フィリーズ戦 4打1安0本0点0盗 0球2振
6月12日パイレーツ戦 3打1安1本1点0盗 0球0振
6月13日パイレーツ戦 5打2安0本0点0盗 0球1振
6月14日パイレーツ戦 4打0安0本0点0盗 0球2振
6月15日パイレーツ戦 4打0安0本1点0盗 0球0振
7試合30打7安1本3点1盗 0球7振 率.233

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　打点こそリーグ2位の58打点になっているが、6月5日以降、四球を選んでいない。出塁率が急落しているのが気になる。

〈ラーズ・ヌートバー/カージナルス〉
69試266打60安8本28点4盗39球68振 率.226 OPS.690
6月9日ブルージェイズ戦5打0安0本0点0盗 0球2振
6月11日ブルージェイズ戦5打0安0本0点0盗 0球4振
6月12日ブルワーズ戦3打0安0本0点0盗 1球0振
6月13日ブルワーズ戦5打0安0本0点0盗 0球4振
6月14日ブルワーズ戦0打0安0本0点0盗 0球0振
6月15日ブルワーズ戦0打0安0本0点0盗 0球0振
6試18打0安0本0点0盗 1球10振 率.000

　6月7日に安打を打ってから当たりが全く止まってしまい、無安打が続いている。14日からはスタメンも外れてしまった。トレードの話もあるが――どうなるか？

由伸は負け投手、朗希は“今季構想外”か

　大谷以外の投手についても見ていこう。シーズン中盤、それぞれが試練の時にいる。

〈山本由伸/ドジャース〉※投手のカッコ内は（球数-ストライク）
14試6勝5敗0S 78.1回55安8本30球90振 責23率2.64
6月13日ジャイアンツ戦4.2回6安2本5球4振 責5（102-56）●

〈佐々木朗希/ドジャース〉
8試1勝1敗0S 34.1回29安6本22球24振 責18率4.72

　山本は13日のジャイアンツ戦は5回途中で球数が100球を超え、自責点5で降板。珍しく制球が悪かった。佐々木は右肩のインピンジメント症候群を発症し5月9日のダイヤモンドバックス戦後にIL（負傷者リスト）入り。ロバーツ監督は記者陣に、長期的に見た今季の構想に入っていないのかと尋ねられると「今季はそう考えるのが妥当」と話している。

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