“山本由伸以外は火の車”ドジャース大谷翔平の復帰28球…スイーパーでもスプリットでもなく「黒田博樹の決め球」「盗塁封印」は新・二刀流仕様か 

〈菅野智之/オリオールズ〉
14試5勝4敗0S 80回77安13本14球46振 責30率3.38
6月14日エンゼルス戦4.2回6安1本2球4振 責3（80-46）

　2試合連続で5回持たずに降板。被安打が増えている。ここで立て直すか？ チームはア・リーグ東地区最下位。7月末のトレード期限までに移籍することが、既定路線になりつつあるようだ。

〈千賀滉大/メッツ〉
13試7勝3敗0S73.2回51安4本31球70振 責12率1.47
6月12日ナショナルズ戦5.2回1安0本1球5振 責0（77-46）〇

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　12日のナショナルズ戦の6回、一塁のベースカバーに入り右太ももを痛めIL（負傷者リスト）入り。しかし軽症で、2週間後には投げられるようになるとのこと。

〈菊池雄星/エンゼルス〉
15試2勝6敗0S82.2回79安9本43球78振 責28率3.05
6月9日アスレチックス戦7.1回1安0本1球5振 責0（104-66）〇
6月15日オリオールズ戦5.2回7安1本2球10振 責3（92-64）●

　9日のアスレチックス戦は8回途中まで零封する好投で2勝目。オリオールズ戦は6回途中自責点3で6敗目を喫したが、好調を維持している。

〈松井裕樹/パドレス〉
30試2勝1敗0S28.2回21安2本13球32振 責10率3.14
6月9日ドジャース戦1回2安0本0球1振 責1（20-13）
6月11日ドジャース戦1回1安0本0球2振 責0（14-11）
6月14日ダイヤモンドバックス戦1回0安0本1球0振 責0（12-7）

　今週は3試合に登板、いずれも負けゲームではあったが3回自責点1とまずまずの成績。ただ救援陣の層は厚く5番目の中継ぎのまま。

大谷復帰戦をベンチから見つめたダルらの近況は？

　最後に、パドレスベンチから大谷の投球を見つめたダルビッシュ有をはじめとした、IL入り、マイナー調整が続く選手の近況も記す。

〈今永昇太/カブス〉
8試3勝2敗0S44.2回35安7本14球34振 責14率2.82

〈前田健太/タイガース〉
7試0勝0敗0S8回9安1本6球8振 責7率7.88

　今永はルーキーリーグで2試合に登板し、6回を無失点。6月21日のAAAでの登板を経て月末には復帰しそうだ。前田はAAAアイオワカブスでの6月11日の登板は4.1回を投げて3被安打5与四球2与死球3奪三振、自責点3、依然厳しい状況だ。

　IL入りしているダルビッシュは、6月14日、BPで1カ月ぶりに打者相手に投げた。60日のILになり、後半戦の復帰を目指す。

　同じくILのレッドソックスの吉田正尚は、DHラファエル・デバースがジャイアンツに電撃トレードされたことを受けて、DHでの復帰の可能性が出てきたと報じられている。

　マリナーズ傘下タコマの藤浪晋太郎は、11日に救援登板。1回を投げ無安打1与四球2奪三振で零封。これで8試合連続無失点。防御率は5月15日には10.13だったが5.79まで持ち直した。ナショナルズ傘下AAAロチェスターの小笠原慎之介は、4月17日に脇腹痛でIL入り。6月14日にルーキーリーグで投げ2回を零封した。マイナー契約フィリーズ傘下AAAリーハイバレーの青柳晃洋は、6月10日に救援登板し1回を零封。14日はオープナーで1.2回を投げるも2被安打、自責点1。通算防御率は7.45。

　元DeNA乙坂智は藤浪晋太郎とともにAAAタコマでプレー、ここまで8試合23打数6安打、1盗塁、打率.261だが、安打はすべて単打。四球もなくOPSは.522。