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サントリー退団の大宅真樹が、その胸中を告白…目指すセッター像とは?「(日本代表では)関田さんを超えなければいけない」 

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藤森三奈(Number編集部)

藤森三奈(Number編集部)Mina Fujimori

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photograph byYuki Suenaga

posted2025/05/30 17:00

サントリー退団の大宅真樹が、その胸中を告白…目指すセッター像とは?「(日本代表では)関田さんを超えなければいけない」<Number Web> photograph by Yuki Suenaga

人気動画シリーズ「Numberバレーボールナイト」でサントリーサンバイザーズ大阪を退団するセッター・大宅真樹がその胸中と日本代表への思いを語った

大宅 コートに立つだけでチームが安心できるような選手になりたいです。代表でいえば、関田誠大さんがコートにいるだけで、みんなが安心してプレーしているのは、外から見ていても分かります。そこを超えなければ代表でやれないと思っています。サントリーでは徐々にそれがついてきたと思いますが、代表は全く違うチームですし、ムセルスキーはいない。そういうところで、自分自身がやりたいバレーボールを追求しつつ、チームにどうフィットしていくかが重要になると分かっています。信頼を勝ち取るために何をしなくてはいけないのか、今もすごく考えています。

ロス五輪と日本代表への思い

福澤 7年間、サントリーとともに成長してきて、今シーズン移籍をする。そして、ロス五輪に向けた新しい代表がスタートするというところで、セッター大宅として勝負をかけていく。そこに対する思いはありますか。

大宅 新天地ではまずはコミュニケーションだと思っています。各選手とコート外でもたくさんコミュニケーションを取って、信頼を築いていきたい。自分が入団してよかったと思ってもらえるような行動や、バレーボールをやっていく。そこは代表も一緒です。今までも代表の経験はありますが、今回は、初選出の気持ちで挑まないと残れないと思っています。福澤さんがおっしゃったように、引くことなく自分が前に出てこのチームを引っ張るという気持ちでやれたら。そこが自分の一番の課題です。何年も、代表に行くと縮こまってしまうのを経験しているので、今回は、これまでのサントリーでの経験を生かす場だと思っています。生かさなければ、この先はないと思っています。

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福澤 私の中では、周りにぐいぐい話していくイメージはないな(笑)。リーグではベスト6に4回、2022年と24年には最高殊勲選手賞、23年にはアジアクラブ選手権で優勝してベストセッター賞に選ばれた。リーグ優勝も4回経験という、これ以上にない結果を背負っています。それでも、日本代表には初選出の気持ちでとおっしゃいましたが、日の丸を背負って世界で戦うとことにどんな思いがありますか。

大宅 そうですね。パリ五輪のメンバーに深津旭弘さんが選ばれた時には悔しさはありました。でも僕も、年齢に関係なく次も狙えるかもと勇気をもらった一人ですし、セッターとしてまだまだいけるという気持ちになりました。僕がメンバーに入れなかったのは……。

【続きは動画で見る】動画の完全版では、大宅選手自身が考えるパリ五輪メンバーに入れなかった理由、また、SVリーグチャンピオンシップのセミファイナル、ファイナルについても詳しく振り返っています。サントリーサンバーズ大阪退団にあたってのメッセージもお見逃しなく。最後に福澤さんと約束した〇〇〇〇大宅とは?

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