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【動画】「関田さんを越えなければいけない」大宅真樹が語ったセッターの矜持、そしてサントリーサンバーズ大阪“退団”の胸中《ファンへの熱い想いとは?》

2025/05/28

 福澤達哉さんが現役バレーボール選手の本音を引き出す動画シリーズ「Number Volleyball Night」。シリーズ14回目のゲストは、SVリーグチャンピオンシップを制したサントリーサンバーズ大阪から、セッターの大宅真樹選手です。

  今回の対談は、チャンピオンシップの直後、アジアチャンピオンズリーグ真っ只中というタイミングで行われました。入団7年、直近5シーズンで4度の優勝を経験してきた”優勝請負人”の大宅選手にとっても「SVリーグ元年のタイトルは別物」だったと言います。

 チャンピオンシップ、なかでも熱戦を繰り広げたウルフドッグス名古屋とのセミファイナルについて、現地で解説をしていた福澤さんが早速切り込みます。

 初戦、2-0で勝っていたところからフルセットになり逆転負けをしてしまい、福澤さんは劇的な勝利をもぎ取ったウルフドックス名古屋に流れがあるかな、と見ていたそうです。ただし、勝ち抜いたのはサントリー。チームをコントロールするセッター大宅選手はその要因をGame2、Game3と進む中で感じた「経験値」と「自信」だと指摘すると、納得顔の福澤さんは「セミファイナルだけでも1時間話せる!」と笑いながら、いよいよ話はファイナルへ。

©Yuki Suenaga
©Yuki Suenaga

 大阪ブルテオンを倒し、勢いを持ってファイナルに上がってきたジェイテクトSTINGSとの初戦についても、福澤さんならではの視点で「勝負の分かれ目」となったポイントに迫ります。すると、大宅選手は「僕自身も助けられた」というロッカールームでの会話を明かしてくれました。

「監督から”全然楽しめてないよ”っていう一言があったんです。そこで、スッと楽になった選手は多かったんじゃないかなと思います。僕が初めてVリーグの決勝に行ったとき(2021年)にも、ムセルスキー選手から『ファイナルはお祭りだよ』と言われたのを思い出して、本当に楽しまないと損だな、と。何のためにこの長いシーズンを戦ってきて、いま、この舞台に立っているのか。このままでは後悔しか残らないと思ったので、3セット目からは切り替えて、プレーに専念することができた。チームの雰囲気もガラッと変わって勝利につながったと思っています」

 そして、2戦目でチャンピオンシップを制したときの率直な気持ちを吐露。すでにサントリーサンバーズ大阪を退団することが決まっていたので、特別な思いを持って試合に臨んでいたといいます。

©Yuki Suenaga
©Yuki Suenaga

 対談の後半は、”セッター大宅”の思考回路を紐解きます。スター軍団、サントリーのセッターとして何を考え、どんなボールを上げていたのか。いくつも具体的な事例を挙げてくれましたが、どのエピソードからも大宅選手のアスリートの側面と人格の両面が垣間見えました。

 動画では以下のテーマについても聞いています。

  • ムセルスキー選手と築いた「特別な関係」とは?
  • 〇〇〇〇大宅解禁? 新天地へ向けての覚悟「福澤さんに言われたらやるしかないです」
  • サントリーサンバーズ大阪退団に寄せて、ファンへのメッセージ
  • 「だから入れないんだ」これまで日本代表でポジションを掴めなかった理由
  • 日本代表でのセッターとして「目標」は?
  • 「チャンピオンシップのあの場面……実際はどうだった?」福澤さんも気になっていた!(読者からの質問をぶつけました)

 聞きどころ満載の56分のインタビュー。大宅選手の真剣な眼差しと、福澤さんに見せる笑顔をお楽しみください。

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福澤達哉(ふくざわ たつや)

1986年、京都府出身。中央大1年時に代表デビュー。2009年、パナソニック内定選手としてV・プレミアリーグ新人賞を獲得。同年代表でもアジア選手権のMVPを受賞。15年から日本を離れ、ブラジル、フランスでもプレー。日本代表では08年、北京五輪出場。21年に引退後、パナソニックグループで広報。

大宅真樹(おおや まさき)

1995年、長崎県出身。県立大村工業高校1年次に、春高バレー優勝。U-19代表として世界ユース選手権に出場。東亜大学に進学。U-21、23代表。2018年にサントリー サンバーズに入団。25年5月末に退団。日本代表は18年に初選出。177cm、77kg

 

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photograph by Bungeishunju

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