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「(田中碧とは)スマホで通話してます」ブライトン三笘薫が明かす、リーズ田中碧との親密ぶり…現地記者が見た三笘の異変、背中を押さえ…「“腰の痛み”が再発か?」 

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田嶋コウスケ

田嶋コウスケKosuke Tajima

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posted2025/05/01 18:06

「(田中碧とは)スマホで通話してます」ブライトン三笘薫が明かす、リーズ田中碧との親密ぶり…現地記者が見た三笘の異変、背中を押さえ…「“腰の痛み”が再発か?」<Number Web> photograph by AFLO

4月26日ウエストハム戦。試合終了30秒前の劇的逆転劇で笑顔を見せる三笘薫(27歳)

 前半からあれだけ相手が引いてきた中で、自分たちが相手を揺さぶっていた。最後に、相手に疲れが出たと思うので、前半の選手に感謝したい。(欧州カップ戦出場は)残りの4試合で決まりますが、可能性を残したのは大きい」

 三笘は右かかとの痛みの影響で、2試合連続でベンチスタートだった。1−1の同点の状況で、三笘は左MFとして途中出場。しかし試合終了7分前にゴールを奪われた。この時、場内から感じたのは「諦めムード」。”また勝てないのか”といった不穏な空気がホームサポーターから漂い始めこの失点後には少数ながらスタジアムを後にする者もいた。

 しかし、諦めずに気を吐いていた三笘は、ゴールに近い中央のエリアに残り続けた。なんとかして同点に追いつきたいという強い気持ちが伝わってきたが、なぜゴール前にいたのか。実は、得点場面の前に、監督から左サイドから右サイドに移るよう指示が出ていたという。三笘は次のように明かす。

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「普通は、僕が右サイドに行くとこでしたけど、様子を見て(中にいた)。グルダが右サイドから仕掛けられていたので、僕はもう中にいた方がいいかなと。チームの狙いがうまくハマりました」

異変…腰の痛み「付き合っていかないといけない」

 劇的な逆転勝利に沸くことになったが、心配なシーンもあった。試合終了のホイッスルが鳴ってしばらくすると、三笘の様子が明らかにおかしくなった。

 味方とハグやハイタッチを交わしていたが、突然動きが重くなる。時折、座り込んだり、腰に手を当てたりして、腰の痛みに堪えているようだった。ベンチメンバーのジョエル・フェルトマンが側に寄り、三笘の腰を見ながら”大丈夫?”と不安そうに話しかける一幕も。それでも日本代表は場内を一周してサポーターの声援に応えていたが、背中をやや丸めて、重い足取りで歩く様子には小さくない不安を覚えた。

 試合後、記者団から「腰を気にしている様子でしたが」と問われると、三笘は次のように返した。

【次ページ】 腰の痛み「付き合っていかないといけない」

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