欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
「(田中碧とは)スマホで通話してます」ブライトン三笘薫が明かす、リーズ田中碧との親密ぶり…現地記者が見た三笘の異変、背中を押さえ…「“腰の痛み”が再発か?」
text by

田嶋コウスケKosuke Tajima
photograph byAFLO
posted2025/05/01 18:06
4月26日ウエストハム戦。試合終了30秒前の劇的逆転劇で笑顔を見せる三笘薫(27歳)
「大丈夫だと思いますけど、付き合っていかないといけないとこもある。そこのコンディションをしっかり整えていきたい」
腰の不調と「付き合っていかないといけない」という言葉に、少しドキッとした。三笘は昨シーズンの2月、試合中に腰の痛みを感じて交代。診察の結果、昨シーズン中の復帰が叶わないことが判明した。7月のプレシーズンツアーで実戦に復帰したものの、腰の具合は今季の不安要素ではあった。
三笘によると、痛みはウエストハム戦の試合前からあったものではなく、試合中に出てきたという。
ADVERTISEMENT
いったん治まった腰の痛みがぶり返したのか。ただ、4月2日のアストンビラ戦後もピッチで腰を気にする仕草を見せていただけに、三笘としては満身創痍でここまで戦ってきたのだろう。
今後への影響が気になる一戦となったが、幸いなことに、ファビアン・ヒュルツェラー監督が1日の会見で「ミトマは次節のニューカッスル戦で起用可能だ」と明言した。大事にはいたらず、ホッと胸をなでおろした。
田中碧とは「スマホで通話している」
ウエストハム戦の5日前には、三笘の盟友である田中碧がプレミアリーグ昇格を決めた。自動昇格となるチャンピオンシップ(イングランド2部)の2位以内を確定させ、所属先のリーズが世界最高峰の舞台に復帰することになった。
三笘と田中は、同じ神奈川県川崎市立鷺沼小学校の出身で、少年サッカークラブ・さぎぬまSCでプレー。共に川崎フロンターレユースで育ち、トップチームで共闘した。幼馴染であり、元チームメートであり、親友でもある2人は、カタールW杯でいわゆる「三笘の1ミリ」を演出した。
三笘の人生を振り返る上で欠くことのできない田中が、プレミアリーグにやってくる。そこで、三笘に聞いてみた。「田中選手と、来季プレミアで戦うことになると思います。彼とのやり取りはありましたか」と。三笘は明かす。
「結構、頻繁にやり取りをしています。試合前も色々と話してますし、自分の試合も見てくれている。僕もハイライトになりますけど、見ています」
筆者が「田中選手の試合を追っていたとの話ですが、彼のことをどんな風に見ていましたか」と続けると、三笘はこう答えた。

