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「(田中碧とは)スマホで通話してます」ブライトン三笘薫が明かす、リーズ田中碧との親密ぶり…現地記者が見た三笘の異変、背中を押さえ…「“腰の痛み”が再発か?」

posted2025/05/01 18:06

 
「(田中碧とは)スマホで通話してます」ブライトン三笘薫が明かす、リーズ田中碧との親密ぶり…現地記者が見た三笘の異変、背中を押さえ…「“腰の痛み”が再発か?」<Number Web> photograph by AFLO

4月26日ウエストハム戦。試合終了30秒前の劇的逆転劇で笑顔を見せる三笘薫(27歳)

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田嶋コウスケ

田嶋コウスケKosuke Tajima

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 三笘薫による劇的な同点ゴールが生まれたのは、後半44分のことだった。

 ディエゴ・ゴメスからクロスボールが入ると、右サイドにいたブラヤン・グルダがヘッドで中央に折り返す。すると、ゴール前につめていた三笘が頭で押し込んだ。試合終了直前のゴールで、スコアは2−2の同点に。後半18分から途中出場していたサムライ戦士が、敗戦濃厚のチームを救ったのである。

 この得点で、三笘は今季リーグ戦の得点数を9点にのばした。勝利を目指すブライトン一行は当然、素早く自陣に戻っていく。自己ベストを更新した三笘も例外ではなく、ゴメスとハイタッチを軽く交わしただけで自陣の持ち場に帰った。

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 アディショナルタイムの表示は3分。奇跡が起きたのは試合終了の約30秒前だった。カルロス・バレバが鮮やかなミドルシュートでネットを揺らし、ブライトンが逆転に成功した。この時ばかりは選手たちは喜びを爆発させ、ドラマティックな逆転劇にサポーターの興奮も頂点に達した。

 驚異的な身体能力を誇るバレバがバク転を披露すると、その隣で三笘も、両膝を芝生に滑らせてゴールセレブレーション──。歓喜の雄叫びを上げると、もう一度、逆転の喜びを噛みしめるように両膝を地面につけてガッツポーズを繰り返した。

「諦めムード」帰宅するファンも…

 4月26日に行われたブライトン対ウエストハム戦。国内リーグの直近5試合で勝利のないブライトンはズルズルと順位を落とし、気がつけば二桁の10位に位置していた。欧州リーグ、および欧州カンファレンスリーグの「欧州カップ戦出場」になんとか望みをつなぎたい彼らとしては、このウェストハム戦で絶対に勝利が必要だった。しかし後半44分まで相手に1点のリードを許す苦しい状況に。ここからわずか3分の間に逆転し、欧州行きに向けて首の皮一枚つないだ。

 三笘は、自身の得点場面をこう振り返る。

「(自分のところに)ボールが来ることだけを願ってました。素晴らしいアシストでしたし、チームとしてあそこまで(ボールを)持ってきてくれたので、チームのゴールだと思います。

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