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「ササキ本人もどこに行くのか分かっていない」勝てないドジャース・佐々木朗希…苦しむ制球難の遠因は“お化けフォーク”越えの「ヤバすぎる魔球」?
text by

一野洋Hiroshi Ichino
photograph byJIJI PRESS
posted2025/05/02 06:00
徐々に安定感を増してきたロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希だが、6度の登板で未だ勝利はナシ。課題とされる制球難の意外な理由は…?
ここまで6試合の登板で、成績は0勝1敗、防御率は3.55。25回3分の1を投げて、20奪三振という数字を残している(※5月1日時点)。
佐々木本人は、パイレーツ戦の投球後には一定の手ごたえも感じていた。
「直近3試合ぐらいはある程度、試合はつくれている。もちろん物足りなさもあるけれど、その中で最低限のことはできているかなと思う」
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少しずつメジャーのマウンドに順応を見せているとはいえ、なかなか「勝ち」にたどり着けない。
味方の援護があったにもかかわらず、四球でランナーをためて失点するなど、流れをつくりきれていない場面も目につく。もちろん勝利数は運の要素も大きいとはいえ、先発投手としてひとつの評価基準となる以上は、本人も悔しい思いがあるだろう。
課題は制球力と…「魔球」の制御!?
ただ、佐々木の場合は今後の課題が明確でもある。
それは制球力――もっと言えば、佐々木が自身の持つ“異次元の魔球”を制御しきれていないことが大きい。では、佐々木が持つ「魔球の秘密」とは、一体何なのだろうか?
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