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「ササキ本人もどこに行くのか分かっていない」勝てないドジャース・佐々木朗希…苦しむ制球難の遠因は“お化けフォーク”越えの「ヤバすぎる魔球」?
posted2025/05/02 06:00

徐々に安定感を増してきたロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希だが、6度の登板で未だ勝利はナシ。課題とされる制球難の意外な理由は…?
text by

一野洋Hiroshi Ichino
photograph by
JIJI PRESS
鳴り物入りでMLBのトップ球団へと移籍した佐々木朗希だが、開幕1カ月が経ってもなかなか勝ち星に恵まれずにいる。開幕から6試合に先発したものの、いまだ未勝利。もちろん勝利投手となるには運の要素が多分にあるとはいえ、当人も日本のファンもヤキモキする日々が続いている。そんな大型ルーキーの大きな課題のひとつと言われているのが「制球難」だが、実はそのウラには最大の武器でもある“魔球”の存在があるという。現地メディアの報道から読み解く、ロウキ・ササキの現在地とは?《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》
160キロを超える速球と、鋭い変化球。
ロサンゼルス・ドジャースの23歳、佐々木朗希が日本でのメジャー開幕シリーズで投じたボールには、確かな可能性が宿っていた。
だがそこから1カ月以上時間が経っても、待望の「白星」はまだその大型ルーキーの手元にやってきていない。
好投はあれど…遠い「初勝利」
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日本時間4月20日のテキサス・レンジャース戦では6回を投げ、2安打2失点と好投。初勝利目前かと思われたが、チームが9回に2点を失いまさかのサヨナラ負け。
4月27日のピッツバーグ・パイレーツ戦では5回3分の2を投げて5安打3失点と、こちらも及第点の投球だったが、同点の場面で降板。投球内容の安定感こそ増してきているものの、メジャー6度目の登板でも初勝利を手にすることができなかった。