「青学大には13分台の有望選手が5人も！」箱根駅伝強豪校の期待の新入生は？…「駒澤大に佐久長聖の13分台の選手が」＜一覧リスト付＞ 

スタミナ自慢にスピードランナー、多士済々の層の厚さ

　前川竜之将（東北・14分08秒34）も都大路で1区7位と好走し、チームの総合12位に貢献した。小学生時代にはサッカー、野球、水泳をこなし、様々なスポーツを経験したことが陸上にも活かされて、無尽蔵のスタミナで長い距離を得意としている。ロード向きの選手で、青学大の質量ともに高いレベルの練習によってグッと伸びてきそうだ。

　都大路2区19位の田中智稀（名経大高蔵・14分08秒48）は、2年連続で800mと1500mでインターハイに出場したスピードランナー。昨年の関東インカレ1500m準優勝の宇田川瞬矢、小河原陽琉とともに青学大の中距離を盛り上げ、駅伝にそのスピードを繋げていくことになる。

　大島福（佐野日大・14分12秒20）は、1年時に栃木県高校駅伝で最終7区、区間賞の走りでトップを奪い返し、5年ぶりの都大路を決めるなど、駅伝に強い選手。高2時にはインターハイ栃木県大会の1500mと5000mで優勝するなど、スピードはもちろん、ここぞという時に発揮する集中力で「世界に通用するアスリートになること」が目標だ。

箱根の王者・青学大の原晋監督はどうチームを再編するのだろうか　©Kiichi Matsumoto

14分台前半が揃うハイレベルな選手たち

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　都大路は1区32位だったが、和歌山県高校駅伝では1区区間賞の走りで2年連続での全国行きを決めた上野山拳士朗（和歌山北・14分13秒92）。昨年のインターハイ1500mでは8位入賞を果たすなど、持ち前のスピードを駅伝に繋げていく。

　坂本康太（京都外大西・14分16秒15）は、京都府高校総体5000mで4位、レベルの高い近畿総体は5000m5位でインターハイに出場した。駅伝でも京都府高校駅伝4区3位、近畿高校駅伝1区5位と外さない走りで、箱根駅伝の出走を狙う。

　都大路6区11位の神邑亮佑（八千代松陰・14分17秒35）も駅伝が楽しみな選手だ。高2時に千葉県高校駅伝5区1位、高3時は4区1位と好走し、都大路出場に貢献。同期の鈴木琉胤に負けぬよう、青学大で高校OBの佐藤一世のような駅伝男になれるか。

　林春空(はるあ)（城西大城西・14分19秒64）は高1時、10000mで29分50秒15という高1歴代5位のタイムをマークし、都大路でも6区8位と好走した。3年時は東京都高校駅伝1区3位と好走したが都大路には届かず。大学では3大駅伝出場を目指し、足を磨いていく。

　村岡大雅（須磨学園・14分40秒71）は、昨年の兵庫県高校駅伝、都大路を走れず、悔しい思いを抱えたが、青学大ではまずはスピードを高め、箱根駅伝出走を目指す。    

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