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「またドジャースか」それでも…佐々木朗希が選んだ“世界一チーム”の魅力と秘密の育成システム「能力を引き出す」「朗希の負担は減らしながら」

posted2025/01/19 17:17

 
「またドジャースか」それでも…佐々木朗希が選んだ“世界一チーム”の魅力と秘密の育成システム「能力を引き出す」「朗希の負担は減らしながら」<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

23年WBCで世界一となった佐々木朗希は大谷、山本と再びチームメートに

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五十嵐亮太

五十嵐亮太Ryota Igarashi

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Naoya Sanuki

 ロッテからポスティングシステムを利用してメジャーリーグ移籍を目指していた佐々木朗希投手がロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んだ。日本時間18日に自身のインスタグラムで明らかにした。大谷翔平、山本由伸に続き、3人目となる日本人先発投手が加わったドジャース。世界一のチームが若き才能を獲得した狙いと、今後の起用法は? メッツ、ブルージェイズ、ヤンキースとMLB3球団でプレーした解説者の五十嵐亮太氏が語った。

 まず佐々木が「世界一の投手になる」大きな夢に向かって一歩目を踏み出せたことは、本当に良かったと思います。MLBに行ける選手は限られていますが、能力を示して結果を出せばこうしてその舞台に上がることができる。これは日本の若い選手にとっても、大きなモチベーションに繋がるでしょう。

「またドジャースか」それでも…

 20球団の争奪戦と言われていましたが、僕は全球団にチャンスがあると思っていました。25歳以下でマイナー契約となれば今まで土俵に上がれなかった資金力のない球団も名乗りをあげられる。そういった形の中で獲得できなかった球団やファンにとっては山本の時とはまた違うショックがあったでしょう。

 特にアメリカでは「またドジャースか」という声もあると思います。昨年は大谷が移籍し、日本球界ナンバーワン投手だった山本とも大型契約。ワールドチャンピオンとなったチームに日本のトッププレーヤーが2年続けて加わるということは、MLBのパワーバランスが偏ってきたということでもある。ただ、やはり僕が一番感じたのはそれだけドジャースが魅力的なチームであるということです。

「頂点に立つ」喜びを知るからこそ

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 まず強いチームであるということは魅力的ですよね。ポストシーズンを戦える可能性があるチームと、そうではないチームとでは、レギュラーシーズン終盤の気持ちの持ち方が変わってくる。特に佐々木は23年のWBCで世界大会の頂点に立つという喜びを知っている選手ですから、そういった環境でやりたいと思うのは当然だと思います。

【次ページ】 ドジャース流「育成システム」の秘密

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