「なぜクボ使わないの!?」ファンが疑問の起用法でも“移籍の噂”でもなく…久保建英23歳の焦点は「魂を込めた」バルサ戦と“裏腹の課題” 

　16節レガネス戦では先制点の起点となり、ELディナモ・キーウ戦でもアシストをマーク。3-0の勝利で決勝トーナメントへ直接進出できる上位8位以内が射程となった。

　その一方で年内最後のホーム試合となったラスパルマス戦では、久保は先発するも得点には絡めず、無得点ドローで連勝はストップ。さらに24年のラストゲーム、敵地セルタ戦では久保もベンチスタートにとどまり、チームも0-2の敗戦で終わったのはやや気がかりか。

強豪相手には躍動、ただ気になるのは…

　24-25シーズン前半戦の久保の成績は、リーガで3ゴール0アシスト、ELで1ゴール2アシスト。序盤のチームの不調に引っ張られた部分もあるが、やや物足りなさを感じる数字ではある。

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　またバルサやマドリー、アトレティコなどの強豪相手に見せる躍動とは裏腹に、対策が施される中・下位相手には本領を発揮しきれない展開も多く見受けられる。

　とはいえ久保は、選手間投票によって選出されるJPFA（日本プロサッカー選手会）最優秀選手賞を受賞した。2025年に入って1月5日には、リーガに先駆け国王杯3回戦が開催された。久保は後半開始からの出場ながら、3部相手に地力の違いを見せ、0-2の勝利に貢献している。

　現状では一部メディアの噂レベルではあるが――この夏は、移籍の可能性も本格的に検討されていくはず。さらに高みを目指すためにも、明確なゴール、アシスト数を期待したい。〈第1回からつづく〉

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