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箱根駅伝“世代最強”は誰だ? 101回大会4年生限定「箱根ランナー番付表」を考えてみた!「横綱は納得のあの2人」「“若乃神”は大関で」 

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酒井政人

酒井政人Masato Sakai

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photograph byYuki Suenaga

posted2025/01/10 11:02

箱根駅伝“世代最強”は誰だ? 101回大会4年生限定「箱根ランナー番付表」を考えてみた!「横綱は納得のあの2人」「“若乃神”は大関で」<Number Web> photograph by Yuki Suenaga

今大会をもって卒業する4年生に限定して、「世代最強ランナー番付」を考えてみた! 創価大・吉田響(左)や青学大・太田蒼生(右)の番付は⁉︎

“最強ランナー”の横綱は納得の2人

 横綱は太田蒼生(青学大)と吉田響(創価大)で決まりだ。太田は4年連続で快走を見せてきた。1年時は3区を区間歴代3位(当時)の1時間01分00秒で駆け抜けると、2年時は4区を同3位(当時)の1時間00分35秒で走破。前回は再び3区で区間歴代2位(日本人最高)の59分47秒という異次元なタイムを残している。そして今回は4区を区間歴代2位(日本人最高記録)の1時間00分24秒で突っ走り、トップ中大との差を一気に1分39秒も詰めた。

「山の神」を目指してきた吉田は1年時に5区を区間2位で走るも、前回は低体温症に苦しみ、区間9位。今季は出雲2区で区間2位に32秒差をつけるダントツの区間賞。全日本2区は駒大・佐藤圭汰が保持する区間記録に4秒差と迫った。スピード区間で結果を残したことで、最後の箱根は2区に登場。そして日本人最高記録(1時間05分57秒/東洋大・相澤晃)だけでなく、区間記録(1時間05分49秒/東京国際大・ヴィンセント)を上回る1時間05分43秒を叩き出す。衝撃の13人抜きを演じて、レースを大いに盛り上げた。

こちらが「世代最強ランナー番付」!

     【東】         【西】
横綱   太田蒼生(青学大)  吉田響(創価大)
大関   篠原倖太朗(駒大)  平林清澄(国学院大)
     若林宏樹(青学大)  野村昭夢(青学大)
関脇   吉田礼志(中央学大) 山中博生(帝京大)
小結   梅崎蓮(東洋大)   鶴川正也(青学大)
前頭筆頭 山本歩夢(国学院大) 武田和馬(法大)
同二枚目 田中悠登(青学大)  阿部陽樹(中大)
同三枚目 吉田周(東洋大)   小林大晟(帝京大)
同四枚目 平林樹(城西大)   石塚陽士(早大)
同五枚目 伊藤大志(早大)   小泉樹(法大)
同六枚目 小林亮太(東洋大)  浅井皓貴(順大)
同七枚目 安藤風羽(日大)   分須尊紀(日体大)
同八枚目 浦田優斗(中大)   冨永昌輝(東京国際大)
同九枚目 宮岡幸大(法大)   林晃耀(城西大)
同十枚目 菅野雄太(早大)   石田洸介(東洋大)

さらば箱根路…青年たちの未来に幸あれ

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 他にも2年時に10区4位、今回8区7位の佐藤快成(国学院大)、前回10区6位、今回7区5位だった住原聡太(日体大)、3年連続で8区(10位、5位、11位)を担った伊福陽太(早大)、1年時に6区4位と好走した工藤巧夢(中央学大)、今回3区9位の富永椋太(日体大)、今回4区7位の堀越翔人(順大)らはかなり迷った選手たちだ。

 これで4年生たちの箱根駅伝は終わった。目標に向かって、取り組んできた選手全員に敬意を表したい。今回、番付に入った選手の大半は大学卒業後も競技を続けるが、今後は目指すステージが微妙に異なってくる。トラックで世界を目指す者、マラソンでメダルを狙う者、実業団駅伝をメインに頑張りたい者。勝負の世界はいずれも厳しい。箱根駅伝の栄光に浸ることなく、自分の道を突き詰めていただきたい。

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