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箱根駅伝“世代最強”は誰だ? 101回大会4年生限定「箱根ランナー番付表」を考えてみた!「横綱は納得のあの2人」「“若乃神”は大関で」
text by
酒井政人Masato Sakai
photograph byYuki Suenaga
posted2025/01/10 11:02
今大会をもって卒業する4年生に限定して、「世代最強ランナー番付」を考えてみた! 創価大・吉田響(左)や青学大・太田蒼生(右)の番付は⁉︎
ビッグネームぞろいの大関
大関は篠原倖太朗(駒大)、平林清澄(国学院大)、若林宏樹(青学大)、野村昭夢(青学大)の4人だ。篠原はハーフマラソンの日本人学生最高記録保持者で、5000mは日本人学生歴代2位の13分15秒70、10000mは同5位の27分35秒05を持つ。箱根駅伝は前々回が3区2位、前回は1区を区間歴代2位の好タイムで飛び出している。今回は2区に初挑戦して、1時間06分14秒の区間4位と活躍した。
平林は1年時に9区2位で5人抜き、前々回は2区7位で6人抜き。前回は2区を1時間06分26秒の区間3位と快走して、8人抜きを演じている。昨年2月の大阪マラソンを初マラソン日本人最高&日本学生記録となる2時間06分18秒で優勝。最後の箱根は2区で1時間06分38秒の区間8位に終わったが、3冠を目指した主将&エースの輝きが色褪せることはないだろう。
有無を言わせぬ最強“山コンビ”
そして青学大の史上最強“山コンビ”だ。5区の若林は1年時に区間3位(1時間10分46秒)、前回は区間2位(1時間09分32秒の区間新)。今回はトップの中大を45秒差で追いかけると、1時間09分11秒の区間賞・区間新で悠々と逆転した。そして3度目の往路Vゴールに飛び込んだ。
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一方の6区野村は前回も区間2位(58分14秒)と好走しているが、今回は区間記録(57分17秒/館澤亨次)を30秒も更新する56分47秒という驚異的なタイムで山を駆け下りている。そして金栗四三杯と大会MVPを同時受賞した。