箱根駅伝“世代最強”は誰だ？ 101回大会4年生限定「箱根ランナー番付表」を考えてみた！「横綱は納得のあの2人」「“若乃神”は大関で」 

前頭五枚目には早大主将も

平林樹（城西大）は今回4人抜きの活躍で前頭四枚目に選出　©Yuki Suenaga

　前頭四～五枚目は平林樹（城西大）、石塚陽士（早大）、伊藤大志（早大）、小泉樹（法大）だ。平林は2年連続で9区（8位、10位）を任された後、今回は3区（7位）で4人抜き。関東インカレ1部10000mで2位（日本人トップ）に入った走りもインパクトがあった。石塚は4年連続で出場して、4区6位、2区10位、4区13位、9区15位。10000mで27分台のタイムを持つ選手だ。

主将として早稲田大を引っ張った伊藤大志はラスト箱根で7区を走った　©Yuki Suenaga

　伊藤は1年時に5区11位、2年時に同6位、今回は7区11位。早大の主将としてチームを引っ張り、日本インカレ5000mでは日本人トップに輝いている。小泉は2年時から3年連続で往路に出場。3区11位、4区12位、今回は2区を1時間07分57秒（15位）で走破して順位を1つ上げている。

前頭七枚目には4年連続出場のあの選手

　前頭六～七枚目は今回1区を担った小林亮太（東洋大）、浅井皓貴（順大）、安藤風羽（日大）の3人と、4年連続で出場した分須尊紀（日体大）を選んだ。小林は2年連続で3区（9位、6位）を好走して、今回は1区11位だった。浅井は7区3位、2区19位、1区12位という結果を残している。

自身4年連続出場の分須尊紀（日体大）は、主将として大学の77回連続箱根出場を牽引　©Yuki Suenaga

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　安藤は前回3区4位で4人抜き、今回は1区18位だった。分須は4区15位、同20位を経て、8区2位、同5位と3・4年時は復路で活躍した。

今回、1区からの大逃げで往路を引っ張った中大。5区で青学大に逆転されたが、6区の浦田優斗はよく食い下がった　©Kiichi Matsumoto

　前頭八～九枚目は浦田優斗（中大）、冨永昌輝（東京国際大）、宮岡幸大（法大）、林晃耀（城西大）でどうだろうか。浦田は2年連続で6区（5位、6位）を担い、ともに58分台で山を駆け下りている。冨永は1年時に7区6位、今回も7区を4位と好走してシード権獲得に貢献した。

　宮岡は2年時に7区8位、前回が1区14位、今回は7区6位という結果を残した。林は2年時に7区9位、前回が7区5位、今回が4区11位。3年時は出雲4区を2位と好走している。

前頭十枚目の「あの実力者」は

東洋大の石田洸介（左）は今回当日変更で1区を外れ、結局4年間での箱根出走は実力を出せなかったこの99回大会のみ。未完の大器は卒業後SUBARUで新たな夢を追う　©Yuki Suenaga

　前頭十枚目は菅野雄太（早大）と石田洸介（東洋大）を選んだ。菅野は10区のスペシャリストで、2年時から10位、5位と好走。今回も総合4位でゴールテープに飛び込んだ。石田は箱根駅伝の出場は2年時の2区（19位）のみ。しかし、1年時は出雲5区と全日本4区で区間賞。今季も関東インカレ1部10000mで28分08秒29の自己ベストで6位に入っている。5000mの元高校記録保持者が万全な状態で箱根駅伝を走る姿を見たかった。

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