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「毎晩、オオタニのホームランを楽しみにしている」アーロン・ジャッジが明かした“大谷翔平への熱視線”「まったくヤツは…球界ベスト選手だよ」 

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水次祥子

水次祥子Shoko Mizutsugi

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photograph byYukihito Taguchi

posted2025/01/09 11:01

「毎晩、オオタニのホームランを楽しみにしている」アーロン・ジャッジが明かした“大谷翔平への熱視線”「まったくヤツは…球界ベスト選手だよ」<Number Web> photograph by Yukihito Taguchi

58本塁打で自身2度目のMVPに輝いたアーロン・ジャッジが大谷翔平について語っていたこととは…

 ドジャースがヤンキースタジアムに遠征して戦った6月9日は、ジャッジが大谷との「スピード競争」に敗れ、舌を巻いたこともあった。2点ビハインドの8回に先頭で打席に入った大谷が二塁打を放ち、次のフレディ・フリーマンの内野ゴロで三塁に進むと、4番ウィル・スミスのライトへの犠飛でホームに滑り込み1点差に詰め寄った。浅いフライだったためライトにいたジャッジが素早い動作で捕手へワンバウンドで好返球したが、際どいタイミングで大谷がセーフとなった。MLB公式データによると、この本塁への返球は93.4マイル(約150km)でその時点でのジャッジのシーズン最速だった。試合後、ジャッジはその場面を振り返り、こう言った。

「まったく、ヤツは足が速い。普段、打球がバットから放たれたと同時に全力で走る選手だから、正確ないい返球をしなければと考えていた。僕が95~96マイル(約153~155km)を投げられたら刺すチャンスがあったかもしれないね。彼はとんでもない俊足でとてつもないアスリートだ。どこにでも打球を飛ばせるし、体調万全なら投球もするし、浅いフライでもタッチアップでセーフになる。球界ベストの選手だよ」

「毎晩、オオタニのハイライトを楽しみに」

 ジャッジはシーズン中、大谷が出場する試合をよく観たという。東海岸のニューヨークで試合を終えて帰宅すると、米野球専門テレビ局「MLBネットワーク」をつけて試合を観るのが日課だからだ。3時間の時差がある西海岸の試合中継がちょうど放送されている時間帯で、中でも人気球団のドジャース戦は数多く映っている。もし試合が終わっていたとしても、ハイライトで大谷の打席が何度も流れている。

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「彼は野球界に大きな貢献をし続ける存在だ。僕は毎晩、彼のハイライトを見るのを楽しみにしているんだ。毎日、必ずといっていいほど何か特別なことをやってのけるからね。周りにいる選手がトミー・ジョン手術を受けてリハビリしているのを見たことがあるが、そのリハビリだけでも体に大変な負荷がかかる。それなのに打者としてあれだけの数字を残すというのは、驚くべきことだよ。彼が毎晩ホームランを打つところを見たい。野球界全体にとっても、それは最高のこと。世界中の人が彼のプレーに注目しているし、彼によって野球が世界中の人から興味を持たれるようになってきた」

 ジャッジがこう語ったのは、オールスター前日に開催されたメディアデーで多くの報道陣に囲まれたときだった。

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