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浅野翔吾「“8年周期”の高卒ドラ1が心に刻んだ3試合」
posted2024/12/02 09:00
text by

佐藤春佳Haruka Sato
photograph by
Kiichi Matsumoto
どっしりとしたその佇まいには、風格すら漂う。11月24日の誕生日でようやく20歳。ジャイアンツ球場で汗を流す浅野翔吾は、心地よい充実感と共に10代最後の時間を過ごしている。
「バットをしっかり振っていきたい。来年は開幕から最後まで何としても一軍にいたいので、そのための体力作りを今からちゃんとやっていこうと思います」
高卒2年目は、苦い思いと歓喜の瞬間の両方を味わった。開幕は一軍で迎えたが、無安打のまま4月上旬に二軍降格。そこから4カ月間、実戦経験を重ねながらバッティングを見つめ直した。8月に一軍昇格すると、阪神戦でプロ初の満塁ホームランを放つなど大活躍。巨人のセ・リーグ制覇に貢献し、「お酒をかけないでください」と書かれたプラカードを首からぶら下げて、祝勝会にも参加した。
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