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日本vsインドネシア先発予想…ケガの上田綺世→小川航基、では谷口彰悟不在の3バックは?「僕らの方が成熟しているかな」久保建英らが語る展望
posted2024/11/15 11:05
text by
ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph by
Kiichi Matsumoto
久保が語る「バルサ、インドネシアだからと…」
「個人的にはすごくコンディションが良いので。(試合に)出たら、特に問題はないかなと。チームでも代表でもね、iPadとかで相手の分析とかがあったり、数字が出てきてますけど、僕は自分(の感覚)を信じるタイプなので。試合に出れば、しっかり自分のプレーを出せばいい。今は、それぐらいの自信はあります」
そう語るのは久保建英だ。
代表合流前のラ・リーガでは、所属するレアル・ソシエダで今季のヨーロッパで猛威を振るうバルセロナを破り、MVPに輝いた。そんな彼が7万人近い観衆が見込まれ、完全アウェーの地での戦いにひるむはずがない。
「別に相手がバルセロナだから、インドネシアだから、と試合の入り方が違うようなことはない。チャンスがあれば、自分のプレーを出したい。せっかくここまで来ているので(そうしなければ)もったいないなと思いますね」
相手は5バックで来ると日本代表は分析し、選手たちは準備を進めている。
ここまでの戦いを振り返ると、9月の中国とバーレーンは、4バックで挑んできた。そのため、日本の3トップと攻撃的な両ウイングバックの計5人に対して、数的不利になり、サンドバッグのようになっていた。
それに対して10月のサウジアラビア、オーストラリアは5バックにすることで、日本の攻撃を多少は食い止めてきた。だから、インドネシアも5バックを採用してくるだろう。
なおインドネシアは国を巻き込んでまで、大々的な帰化政策を取っている。その結果、オランダでプレーする選手を中心に、新しい顔ぶれがそろっている。
2位以下は大混戦…C組の“暫定最下位”相手に
久保は対戦相手についてこう捉えている。
「新規の選手が多いので……。代表って、ただでさえ、(チーム戦術を)すり合わせる時間が少ないんです。そういった部分で、僕らの方が成熟したチームなのかなと思います」
ブックメイカーのウィリアムヒル社のオッズにおける両チームの勝利の倍率、選手の市場価値を示す『Transfermarkt』の市場価値の差はそれぞれ以下の通りだ(*倍率は日本時間の11月14日23時時点。1ユーロ=165円で計算)。
日本勝利:1.25倍
インドネシア勝利:11倍
日本:約477億円
インドネシア:約52億円
2つのデータが示すのは――普通に考えれば、負けるはずがないというものだ。