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「小笠原慎之介(中日)がメジャーで活躍するのは正直厳しい」NHK解説者が“メジャー挑戦”に辛口な意見「ポスティングよりも海外FA権で」「日本で圧倒的成績を…」
posted2024/11/12 11:01
text by
沼澤典史Norifumi Numazawa
photograph by
JIJI PRESS
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ダルビッシュは「ピッチャーのお手本」
ドジャースのワールドシリーズ制覇に終わった2024年のメジャーリーグ。地区シリーズでドジャースと対戦したのは、ダルビッシュと松井が所属するパドレスだ。ダルビッシュは今シーズン7勝、松井は64試合に登板し、ともにチームを支えてきた。
ダルビッシュはドジャースとの地区シリーズで2先発。1勝1敗ながら、それぞれ1失点、2失点と強力打線を抑え込んだ。
「ダルビッシュは、ドジャースを抑えるお手本のようなピッチングだったよ。やっぱり、重量打線には緩いボールを混ぜて、緩急を使うのが効果的なんだと思わせてくれた投球でしたね。ちゃんと腕も振れているし、真っ直ぐ、変化球ともにキレがあった。現在、メジャーは160キロを投げて、ちょっとボールを変化させるタイプのピッチャーが多いから、カーブなどの緩いボールをうまく使う配球にバッターが慣れていない。その中で、引き出しが多いダルビッシュは当然重宝されるし、すごいピッチャーですよ。球数少なく、6~7回まで投げて試合を作るから、ピッチャーみんなのお手本です」
一方の後輩、松井裕樹は第4戦の8点ビハインドの9回に登板し、無失点に抑えた。前回の連載記事中で武田氏は「勝ち試合で投げられるといい」とコメントしていたように、松井はシーズン中からチームが負けている状況という悔しい場面での登板を重ねていた。
「ただ、ああいうポストシーズンで投げられたことは、大きな経験。いい場面で投げられなかったけど、それでも今年は1年間投げられた。体力は持ったので、あとは故障せずに投げてもらいたいね。1年間経験を積んだので、来年は勝ち試合など、もっといい場面で投げて活躍してくれるでしょう」
「千賀、来年は2桁勝てると思いますよ」
そして、ナ・リーグ優勝決定シリーズでドジャースと対戦したのは、千賀滉大のいるメッツだ。千賀は今季、怪我の影響でシーズンは1登板にとどまったが、ポストシーズンでは3試合に登板した。