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左ひざに水が…大谷翔平32歳の二刀流“最大の懸念”は規定投球回不足でもドジャース2番手捕手ラッシングとの相性でもなく「投打のウエイト」問題では

posted2026/07/17 06:00

 
左ひざに水が…大谷翔平32歳の二刀流“最大の懸念”は規定投球回不足でもドジャース2番手捕手ラッシングとの相性でもなく「投打のウエイト」問題では<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

ドジャースが好調の中にあって、左ひざの炎症など32歳となった大谷翔平には体調の懸念が付きまとう

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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Kiichi Matsumoto

 大谷翔平の「2026年の冒険」は終わったのか? 登板回避とオールスター出場辞退は、そう思うくらいのインパクトがあった。

 今季の大谷は春先から、投手の最高の栄誉であるサイ・ヤング賞を取りにいくと、半ば公言していた。WBCでは打者に専念したが、侍ジャパンのユニフォームを着ながらも投球練習を行っていた。この際に弾道測定器トラックマンが出した数値が驚異的だったことは既報の通りだ。

投手・大谷と今季イニング数、規定投球回の関係

 大谷が右ひじの内側側副靭帯の再建手術(トミー・ジョン手術とインターナルブレースのハイブリッド手術)から復帰し、2023年8月以来のマウンドに上がったのは昨年6月16日のことだった。大谷はこの年、14試合に登板したが、5回以上投げたのは3試合だけ。QS(先発して6回以上投げて自責点3以下=先発の最低限の責任)は1試合だけ。ポストシーズンでは4先発し2QS、2勝1敗だったが、本格的な再起は2026年からとなった。

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 サイ・ヤング賞はMLBの投手最高の栄誉。両リーグでそれぞれ選出される。純粋に投手成績だけの評価だ。過去には救援投手が選ばれたこともあるが、主として先発投手、それも「規定投球回数=チーム試合数×1」をクリアした選手に授与されるのが一般的だ。

 二刀流の大谷翔平の場合「投球内容が抜群であること」は大前提として、打者として出場する合間を縫っていかにイニング数を稼ぐかが、今季の最大の課題だった。

 今季の登板記録を見ていこう。率は通算防御率、「→回」は通算投球回。カッコ内の(●回)は規定投球回数との差異。

3月31日ガーディアンス戦6回87球3四6振0本/責0〇
率0.00→6回(+1回)
4月8日ブルージェイズ戦6回96球1四2振0本/責0
率0.00→12回(0回)
4月15日メッツ戦6回95球2四10振0本/責1〇
率0.50→18回(0回)
4月22日ジャイアンツ戦6回91球0四7振0本/責0
率0.38→24回(0回)
4月28日マーリンズ戦6回104球3四9振0本/責1●
率0.60→30回(0回)
5月5日アストロズ戦7回89球0四8振2本/責2●
率0.97→37回(+1回)
5月13日ジャイアンツ戦7回105球2四8振0本/責0〇
率0.82→44回(+1回)
5月20日パドレス戦5回88球2四4振0本/責0〇
率0.73→49回(-1回)
5月27日ロッキーズ戦6回99球4四7振0本/責1〇
率0.82→55回(-1回)
6月3日ダイヤモンドバックス戦6回89球1四6振0本/責0〇
率0.74→61回(-1回)
6月10日パイレーツ戦6.2回102球3四6振1本/責3
率1.06→67.2回(-0.1回)
6月17日レイズ戦6回91球1四5振0本/責4〇
率1.47→73.2回(-1.1回)
6月24日ツインズ戦6回89球2四8振0本/責2〇
率1.58→79.2回(-1.1回)
7月3日パドレス戦6回110球2四9振1本/責3
率1.79→85.2回(-3.1回)

左ひざの水を抜いただけに

 大谷は中6日で投げていた。毎度の登板で6回を投げていれば規定投球回にきっちり届く計算だ。7回を投げれば「貯金」ができる。

【次ページ】 2年目捕手ラッシングとの“相性問題”

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