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[プロフェッショナル解説]第6戦 DeNA 11-2 ソフトバンク「後手に回った“追っかけリード”」~権藤博の“Kill or be Killed”~
posted2024/11/10 09:00
text by
酒井俊作Shunsaku Sakai
photograph by
Naoya Sanuki
王手をかけて横浜に戻ってきたDeNAは2回、筒香の先制ソロ、桑原の2点適時打で優位に立つ。4回に柳田の2ランで詰め寄られるも、5回に打者一巡の猛攻で試合を決めた。ベイスターズは1998年以来26年ぶりの日本一。三浦監督が5度宙を舞った(写真)。
両チームの命運を分けたのは、追いつめられた時の「攻め方」の差だった。日本一に王手をかけられたソフトバンクは先発の有原が本来の状態ではなかった。立ち上がりからインコースに投げる球が引っかかってボールになり、投げる球がフォークなど変化球しかなくなっていった。「負けたらいかん」という気負いもあっただろう。甲斐のリードが変化球に偏っていったのだ。