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「ショウヘイとの思い出が…寂しいね」エンゼルスと大谷翔平の“ずっと続く”幸せな関係「野球の実力だけじゃなく、人に好かれるのよ」
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byAP/AFLO
posted2024/09/05 06:01
エンゼルスタジアムに帰還した大谷翔平。三塁打後、レンドーンと談笑する
「対戦相手として会うのはやっぱり変な感じがしたけど、会えて良かった。死球を受けた顔の状態はどうかと聞いてくれた。彼はここ(エ軍)に長い間いたし、たくさんの思い出がある。寂しく思う」
冒頭に挙げた3日の試合、ウォードは1点ビハインドで迎えた5回、逆方向へ同点となる第20号ソロ本塁打を放ち、連続試合安打を13に伸ばした。大谷がいなくなった今もなお、エンゼルスを支える主力として奮闘している。
エンゼルスでの“マンガ友達”が世界一を争うライバルに
<名言2>
(かめはめ波をするって)言っただろ! ガハハ。
(カルロス・エステベス/NumberWeb 2024年7月12日配信)https://number.bunshun.jp/articles/-/862192
◇解説◇
6月21、22日のドジャースタジアムをエンゼルスが訪れた「フリーウェイシリーズ」(※両チームの本拠地が高速道路で行き来できる距離のためこう呼ばれる)では、大谷が2ホームランを古巣に浴びせる一方で、エンゼルスは地区首位を独走するドジャース相手に敵地で1勝1敗と健闘した。
その1勝をクローザーとして手繰り寄せたのが、エステベスだった。
日本びいきで知られるエステベスは、アニメ好きでも有名だ。エンゼルス所属時の大谷との会話はもっぱら「ワールドトリガー」「ブラッククローバー」など日本発のマンガだったとのこと。
だから初対戦を前にして、こんな風に語っていた。
「9回の最後の打者で翔平を三振に取ったら(ドラゴンボールの)かめはめ波ポーズをするかも」
試合は延長戦にもつれ込み、10回にウォードの勝ち越しタイムリーで3−2とした。その1点リードを守り切る役割を任され、キッチリと3人で締めた。すると、渾身の「かめはめ波ポーズ」を繰り出したのだった。
そんなエステベスはメジャーらしい移籍期限の“駆け込み”で強豪フィリーズへと移籍し、エンゼルスで同僚だったマーシュと再び共闘している。
ナ・リーグ東地区の首位を走る強豪がミッションとして設定するのは、リーグチャンピオンとワールドシリーズ制覇――つまり同じナ・リーグのドジャースにとって大きなライバルの1つとなる。エンゼルスを経由して世界一へ。エステベスと大谷の再戦が実現するときは間違いなく、大谷が熱望する「ヒリヒリした」戦いになる。
スタッフの女性が「誰からも好かれる人物」と知った日
<名言3>
野球の実力だけじゃなくて、彼は誰からも好かれる人物なのよ。
(グレース・マクナミー/NumberWeb 2024年3月29日配信)https://number.bunshun.jp/articles/-/860835
◇解説◇
大谷のエンゼルスでの人気は、すぐさま定着したという。