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「ショウヘイとの思い出が…寂しいね」エンゼルスと大谷翔平の“ずっと続く”幸せな関係「野球の実力だけじゃなく、人に好かれるのよ」
posted2024/09/05 06:01
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
AP/AFLO
エンゼルスタジアムへの帰還と歓声
<名言1>
もちろん、チームメートでいたい。
(テーラー・ウォード/NumberWeb 2024年3月17日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/860973
◇解説◇
アメリカ時間2024年9月3日、ドジャーブルーに身を包んだ大谷翔平がバッターボックスに立つと歓声が湧き起こった。古巣エンゼルスとの公式戦はすでに6月、ドジャースタジアムで実現している。
しかし5年間を過ごした“もう1つのホーム”は、背番号17を温かく迎えた。それに応えるように、0−1で迎えた3回にライト線を破るタイムリー三塁打を放つのはさすがと言ったところだ。
大谷は3月、オープン戦時点でエンゼルスと対戦している。最初の対戦は3月5日のこと。試合前に大谷がゆかりある選手と旧交を温めるシーンはお馴染みの光景。この日は古巣ということもあって関係者とのハグをしたのち、最初にコミュニケーションをかわしたのはウォードだった。
たくさんの思い出が…寂しく思う
昨年までのエンゼルスの二枚看板と言えば大谷とマイク・トラウトだが、ウォードもメジャーに定着した2018年から着実に成長し、22~24年は3年連続2ケタ本塁打をマークしている。大谷所属時のエンゼルスはパトリック・サンドバルやブランドン・マーシュ(現フィリーズ)ら陽気な選手が多い一方で、ウォードは比較的黙々としたタイプだったゆえ、大谷との交流はそこまで見られなかった。
しかしこの日の再会では、嬉しそうな表情でハグをかわした。そして斎藤庸裕記者の取材によると、こんなコメントも残したという。