「3年間で身長が22センチ伸びた」東京五輪銀・開心那15歳だけでなく…スケートボードメダル候補たちの“3年間の劇的変化”がスゴかった

　東京五輪に続き、日本の選手たちが快進撃を見せるスケートボード。すでに行われたストリートでは、男女合わせて3人の日本人選手がメダルを獲得。パークの女子にも、楽しみな選手たちが出場する。

　その中にはおなじみの顔ぶれも揃う。東京から3年――名前は同じだが、選手たちは大きく成長を遂げてきた。

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「身長が22センチ伸びた」あの銀メダリスト

　今年4月、エスコンフィールドの日本ハム－楽天戦で始球式のマウンドに立つ姿に、「えー」と驚く人も少なくなかった。ノーバウンドの投球を見事に決めたその人は、開心那（15歳）だった。久しぶりに見た人が驚くのも無理はない。この3年で身長が22cmも伸びたのだから。

　東京五輪では日本選手として夏季大会史上最年少のメダルとなる銀メダルを獲得した。初めての大舞台にも臆することなく果敢に攻める姿は鮮烈な印象を与えた。

　一方で試合を終えてやりたいことを問われると、「北海道でいつもスケートボードをやっている人たちと遊びに行きたいです」と笑顔を見せた。パークでの堂々たる姿と、歳相応の表情のギャップも印象的だ。

開心那は東京五輪後、身長が22センチも伸びた　©Getty Images

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技の見栄え、バリエーションも増した現在

　その後も壁を知らないかのように歩んできた。2022年のXゲームズ（千葉）で2位になると2023年のXゲームズ（千葉）、さらには世界選手権で優勝する。

　パリ五輪予選シリーズでも日本勢の先頭をひた走り、真っ先に代表入りを決めた。

　身長が伸びた分、体重も増えてスピードもより出せるようになったことで、技の見栄えやバリエーションも増し、一段ステージの高いパフォーマンスを見せている。

　立ち止まることのない歩みを支えるのは、「格好いいと思ってもらえる、自分のスタイルを持つスケーターになる」という思いだ。2022年にはブルガリジャパンに表彰されたが、それも開のスタンスあればこそ。

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