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真美子夫人はもちろん「デコピンとも歩きたかったんだ…野暮な質問だった」大谷翔平の“テレビに映らない球宴ウラ話”「今永昇太とは球拾い」 

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柳原直之(スポーツニッポン)

柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara

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photograph byMatt Pearce/UPI/AFLO

posted2024/07/30 06:00

真美子夫人はもちろん「デコピンとも歩きたかったんだ…野暮な質問だった」大谷翔平の“テレビに映らない球宴ウラ話”「今永昇太とは球拾い」<Number Web> photograph by Matt Pearce/UPI/AFLO

オールスター、レッドカーペットでの真美子夫人と大谷翔平

 フリーマン、スミスは子どもたちがまだ幼く、大谷は代理人やスタッフ、所属選手らと食事会に出かけるのが慣例だ。今年がどういう経緯だったかは取材できていないので私自身、この件について語るに値しないが、直近でリーグ最高勝率のフィリーズに3連敗を喫していただけに、思うところを口にするメディアが散見されたのかと推察した。

 19時半頃からスタートした本塁打競争が終わり、優勝者のテオスカー・ヘルナンデスの会見が行われたのが22時過ぎだった。

 本番前日のショー、エンターテイメントとしてはあまりに長すぎるし、選手及び関係者への負担が大きすぎるというのが率直な印象だ。放映権が莫大な利益に繋がっていることが理由だが、もっと「選手ファースト」にすべく、10スイング制で1回戦、準決勝、決勝を組み、決勝進出者でも最大30スイングに制限して負担を軽減するなど、ルールの再考を検討すべきではないだろうか。

 なお、本塁打競争前の国歌斉唱では、米国のカントリー歌手、イングリッド・アンドレスが不安定な音程で歌い上げ、記者席の記者たちも互いに顔を見合わせて苦笑いを浮かべていたが、翌日にSNSで「昨夜は酔っぱらっていた」と謝罪していた。“クセが強い”では片付けられない状態だっただけに、自身の感覚が間違っていなかったと少し安心した。

「結婚してから初めてでしたけど楽しく…」

《7月16日 オールスター戦(グローブライフ・フィールド)レッドカーペット会場》

 午前中にBBWAA(全米野球記者協会)の会合に出席した後にグローブライフ・フィールドに隣接するレッドカーペットの会場へと向かった。

 シアトル開催の昨年やロサンゼルス開催の一昨年は球場とレッドカーペット会場が徒歩圏内ではなかっただけに、今年の会場の配置は秀逸。レッドカーペット会場は気温40度を超える灼熱だったが、すぐに冷房完備のドーム球場へ移動できた。

 レッドカーペットのイベント開始から30分後の午後1時37分。大谷は真美子夫人と手をつなぎながら登場した。

 公の場でのツーショットは5月2日の球団イベント以来。球場に隣接した華やかな会場で、白のパンツドレスに身を包んだ夫人と歩き「結婚してから初めてでしたけど楽しく歩きました。普段にはない格好。(夫人も)楽しみにしていたと思う」と笑顔だった。

 自身は裏地に愛犬デコピンの顔が何枚もプリントされた茶色のスーツに、白いシャツとスニーカーを合わせた。真美子さんのドレスを含め、ブランドアンバサダーを務めるBOSS製の特注品だった。

 大谷は取材に、こう語っている。

【次ページ】 “デコピンスーツ”にあった伏線とは

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