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「TV中継には映らなかったが…」大谷翔平がタオルで汗を拭われ登場、その時真美子夫人は…? 現地で目撃した“レッドカーペットの舞台ウラ” 

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水次祥子

水次祥子Shoko Mizutsugi

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photograph byJIJI PRESS

posted2024/07/20 11:00

「TV中継には映らなかったが…」大谷翔平がタオルで汗を拭われ登場、その時真美子夫人は…? 現地で目撃した“レッドカーペットの舞台ウラ”<Number Web> photograph by JIJI PRESS

大谷翔平と真美子夫人の登場で、レッドカーペットはこの日一番の歓声に包まれた

取材記者が目撃した「過去に1度も見たことがない」光景

 ところがこんな熱波の中、何とコーデュロイのジャケットで登場した選手がいた。メジャー1年目で選出されたカブス今永昇太だ。エドウィン・スタンベリー通訳とそろいの黒ジャケットを着込み、レットカーペットを悠々と歩いていた。途中でシカゴの専門テレビ局マーキースポーツネットワークのリポーターに真冬のような服装の理由を突撃質問され「(スタンベリー通訳と)おそろいの服を着たくて、彼のサイズに合わせて入る服がこれしかなかったので、この服を選びました」と涼しい顔で返答。それでもレッドカーペットの終着地点にたどり着きクーラーの効いたスタジアムの扉を開けて中に入るやいなや、ジャケットを速攻で脱衣。中は白Tシャツ1枚というスタイルだった。

 観覧に訪れていたファンにとっても暑さは厳しかった。長いレッドカーペット沿いの観覧スペースを埋め尽くしていたファンは1000人を超えていたと思うが、最前列に陣取ろうと開始の3時間以上前から待機している人も大勢いた。直射日光の当たる屋外にいると数十分もすれば汗だくになる中、しかも観覧スペースには日陰がまったくなく、うちわやハンディファンを持っている人、日傘を差している人までいた。ハンディファンや日傘は日本ではもはや必需品といってもいいくらいの夏の風物詩だが、米国でそれらを目にしたことは過去に1度もないというくらい珍しいため、その光景はかなりの驚きだった。観覧スペースの裏側には運動会で見かけるような大きなテントが設置されており、暑さでぐったりとしながらそこに座り込んでいるファンもいた。

 筆者は3時間前から待っていたファンの方には負けるものの、それでも30分前には取材スペースで待機。そして大谷夫妻が現れると、日本の報道陣もその歩みに合わせて民族大移動状態。炎天下の中でレッドカーペットを右往左往としていると頭から水をかぶったのかというくらい汗だくになったのだった。

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