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「千賀、いつ投げんだ?」“ホークスの先輩”がメッツ千賀滉大へ愛ある苦言「ロッテ佐々木朗希も現状ではMLBローテは絶対無理」
posted2024/07/06 06:02
text by
沼澤典史Norifumi Numazawa
photograph by
Getty Images
◆◆◆
ホームラン12本と6月に調子を上げた大谷翔平。シーズン後半に向けてひとつの不安要素がある。それが現地7月16日に開催されるオールスターゲームだ。大谷はナ・リーグ指名打者部門でファン投票1位となり、4年連続4度目の出場が決まったが、オールスターを機に調子を崩した過去がある。
大谷は2021年のオールスターへ出場し、ホームラン競争にも参加。しかし、球宴後、前半戦まで33本塁打と当たっていた打棒のペースが失速した。球宴の疲れやホームラン競争によるバッティングへの影響などが指摘されたが、武田氏はオールスターについてこう述べる。
「ホームラン競争は出ないと思います(※)。みなさん忘れていますが、今はピッチャー・大谷としては故障中なんです。なので、負担になるようなことは試合以外でやらないでしょう。MLBは興行的に出場してほしいでしょうけど、ドジャースが許さないのではないでしょうか。オールスター後に調子を崩す選手は、日本のプロ野球でも結構います。試合とは違った形で目一杯振ったり、投げたりしますからフォームが乱れるんです。ピッチャーもオールスターに出ると疲れが抜けず、故障する人もいます」
(※現地2日に大谷本人も辞退する意向を示した)
ちなみに、武田氏自身も1999年のオールスターで、3イニングを投げ、その後、右膝を故障した苦い過去がある。
「なので、大谷もオールスター明けにどうなるかですね。しかし、昨年も出場し、そのままホームラン王になったのでそこまで心配はしていません。彼は自分の調整方法をわかっているので、きっと調子を維持できると思います」
「千賀、いつ投げんだ?」
一方、今季大谷に次ぐ活躍を見せているのが、カブスの今永昇太投手だ。開幕から5連勝を飾った今永は、その後若干打ち込まれたものの現在7勝をあげている。武田氏も前回の記事で「変化球を増やして、投球の幅を広げられるかどうかが勝ちにつながる」と話していたが、復調の兆しを見せている。