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バレーボールPRESSBACK NUMBER
「古賀紗理那は幸せをアピールすればいい」「石川祐希&真佑兄妹にはテレビ出演を」眞鍋政義監督が明かす“女子バレー人気アップ大作戦”
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![眞鍋政義](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
眞鍋政義Masayoshi Manabe
photograph byVolleyball World
posted2024/07/02 17:00
![「古賀紗理那は幸せをアピールすればいい」「石川祐希&真佑兄妹にはテレビ出演を」眞鍋政義監督が明かす“女子バレー人気アップ大作戦”<Number Web> photograph by Volleyball World](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/1/8/350/img_18054f8e7bd03e5099a97810995f2c6d1952911.jpg)
バレーボール女子日本代表。パリ五輪出場を決め、ネーションズリーグファイナルでは決勝進出、イタリアに敗れたものの銀メダルを獲得した
松平康隆さんら先人たちがテレビ局との協力関係を築いてくれたおかげで、バレーボールの大きな大会はゴールデンタイムで放送される。それに関連して特番が作られたり、情報番組で宣伝してもらえたりもする。
だから、私もテレビ局からの依頼にはできるだけ応え、選手といっしょにバラエティ番組に出ることもある。選手の名前をできるだけ多くの人に覚えてもらいたいからだ。
ただし、バラエティ番組には注意が必要だ。テレビ局としてはルックスがよかったり、キャラクターがおもしろかったりする選手を選びたがる。しかし、まだ代表歴が浅く、試合にもあまり出ていない選手を出演させたりすると、チーム内に嫉妬や軋轢が生じる。そこはきちんと考えて調整しなければならない。
テレビを積極的に使うメディア戦略は、今回に限らず、前回の監督時代からやってきた。ロンドン、リオ大会までの8年間は合宿中、毎日TBSとフジテレビのカメラが入っていた。私はそれを選手のモチベーションアップにも使っていた。
たとえば、調子の悪い選手がいたら、「今日はあの選手にインタビューしてくれへんか。5分でいいから」と取材に来ているスタッフにお願いする。そして、インタビュー中、「眞鍋監督が○○選手には期待していると言っていましたよ」と伝えてもらうのだ。そうすると、その選手は奮起する。直接言うよりも、メディアを使ったほうが効果的なこともある。コミュニケーションは使い分けが重要だ。
<続く>
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