虎今和歌集BACK NUMBER
「満塁でクリーンアップが返せない…」阪神“5月後半の大苦戦”を、虎党歌人が詠む「ピッチャーに苦労をかけてすみません私が代わりに謝ってくる」
text by
池松舞Mai Ikematsu
photograph byKiichi Matsumoto
posted2024/06/04 11:05
今季、なかなか調子が上がらない大山悠輔。当初は4番を任されていたが、岡田彰布監督はさまざまなオーダーを試すように
2試合連続、悪夢のサヨナラ負け
6月1日 ロッテ―阪神 ● 3-2
2試合続けて9回裏に追いつかれ、逆転サヨナラ負け。近本光司を4番に起用するオーダーを組んだが、勝利にはつながらなかった。 ※筆者はこの日、現地観戦
球場のマリンの風を浴びながら四番は近本と告げられる
九回にまた追いつかれ夕暮れに飲んだビールがやけに甘くて
手と声の響きでその場を支配するロッテの応援は強くって
サヨナラで負けたあとにはグランドに入れてもらって空とか見てた
薄氷のスミ1勝利
6月2日 ロッテ―阪神 ○ 0-1
森下翔太の先頭打者本塁打による1点を守りきり、才木浩人が無四球完封勝利。9回ノーアウトから2連打を食らうもなんとかしのぎ切った。
森下の先頭打者のホームランだけを才木が守り抜いた日
燃えているガラスみたいな眼で投げる才木のボールを彼ら打てない
投げきった才木と梅野が抱き合ってみんなもマウンドに駆け寄って
いてくれてよかった才木が阪神にどうかこのままずっとこのまま