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大谷翔平“アメリカ現地の人気度”…実態は? 米記者がズバリ「メッシに匹敵…野球界ダントツ」ドジャース移籍で“ここまで変わった”注目度 

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水次祥子

水次祥子Shoko Mizutsugi

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photograph byNanae Suzuki

posted2024/03/29 17:02

大谷翔平“アメリカ現地の人気度”…実態は? 米記者がズバリ「メッシに匹敵…野球界ダントツ」ドジャース移籍で“ここまで変わった”注目度<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

ドジャース移籍でさらに高まった注目度…大谷翔平のアメリカにおける人気とは

「野球界で異例」本当のブランド力

『ドジャースのオオタニ』というブランド力は驚異的なもの。その影響力、マーケティング価値という点でも唯一無二の存在になった。MLBで彼に匹敵する選手は誰もいない。世界で匹敵するアスリートを挙げるとすればサッカーのリオネル・メッシ(インテル・マイアミCF)や、たぶんNBAのレブロン・ジェームズかなと思う。五輪選手なら女子体操選手のシモーネ・バイルズや女子サッカー選手のアレックス・モーガンも米国内ではかなり影響力のあるアスリートだが、世界的にどうかというとオオタニにはかなわない。野球界ならなおさらで、オオタニの元同僚でメジャーのトップスターの一人だったエンゼルスのマイク・トラウトでさえ、都市の大通りを歩いていても誰も気づかない。米国での野球選手の知名度というのはそんなもの。そんな中でオオタニがここまで影響力を持つ存在になったというのは、驚くべきことだと思う。

 ドジャースとヤンキースは、所属するだけで注目度が一気に上がる球団。オオタニのドジャース入りが決まった瞬間、MLB機構の幹部は大喜びしたのは間違いない。だがスキャンダルが起こると、マイナスの影響もその分すごくなる。今回のスキャンダルは、彼のブランド価値にもやはり影響があるだろう」

 波乱の中の新天地でのシーズンスタート。米国開幕前日の3月27日付のロサンゼルス・タイムズ電子版では、大物コラムニストのビル・プラシュキー氏が「ショウヘイ・オオタニを完璧に信じられるとは、今はまだ言えない」とする記事を掲載した。スキャンダルの話題が消えないまま、多くの目が大谷に集まっている。

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