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ダルビッシュvs大谷翔平“あの初対決”にも影響、松井裕樹も“餌食”に…「ピッチクロック」厳格化で今季どうなる?「昨季は盗塁1000個も急増」 

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四竈衛

四竈衛Mamoru Shikama

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posted2024/03/24 11:06

ダルビッシュvs大谷翔平“あの初対決”にも影響、松井裕樹も“餌食”に…「ピッチクロック」厳格化で今季どうなる?「昨季は盗塁1000個も急増」<Number Web> photograph by Getty Images

ダルビッシュ有と大谷翔平の夢の初対決にもピッチクロックの余波が…。昨季から始まったMLBの「新しい時間感覚」が与える影響とは?

 となれば、新たな対策を講じるしかいない。今季のキャンプでは各球団とも、投手のセットポジションの際の首の動かし方、回数、タイミングなど、けん制の修正に取り組む光景が数多く見られた。捕手からのサインの出し方、カバーに入る野手との細かい約束事など、ほとんどの球団がこれまで以上に盗塁対策の反復練習を繰り返した。

ダルビッシュが語る「毎年繰り返される対策」

 プロ通算20年目のダルビッシュは、「ピッチクロック」にかかわらず、ルールや流行の傾向が変わったとしても、メジャーでは常に「いたちごっこ」が繰り返される実情を口にする。

「こっちはデータがその年によって変わっていく。その年のトレンドがあったら、オフには野手が練習して来る。そしたら次の年、また変わる」

 たとえ、ルールが変わっても、常にあの手この手を駆使しながら対応してきた長い歴史が、球界にはある。

 現時点では「投手に不利」と言われても、メジャー各球団の一流投手が、黙って指をくわえているはずもない。

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