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『不適切にもほどがある!』で注目の1986年…スポーツ界の“無双”は?「三冠バース・落合博満、ムキムキ千代の富士、マラドーナは“不適切”」 

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茂野聡士

茂野聡士Satoshi Shigeno

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posted2024/03/23 20:00

『不適切にもほどがある!』で注目の1986年…スポーツ界の“無双”は?「三冠バース・落合博満、ムキムキ千代の富士、マラドーナは“不適切”」<Number Web> photograph by TBS

『不適切にもほどがある!』の主人公・市郎。彼らが生きる1986年のスポーツ界とはどんなものだったか

 アルゼンチンが1点リードで迎えた後半9分、ハーフライン上でボールを受けたマラドーナがドリブルを開始すると、ファール覚悟で飛び込む相手守備網を軽やかにかいくぐり、最後はGKまでかわしてネットを揺さぶった。これこそサッカー史に残る「5人抜きゴール」というもの。

 ただしこの試合の先制点は、いわゆるヘディングと見せかけて手で押し込んだ「神の手ゴール」だった(今ならVARで確実にゴール取り消しだろう)。さらにピッチ外に目を移すと薬物依存、女性問題と離婚、別荘に詰めかけた記者に対して空気銃を乱射するなど、ヤンチャでは済まない騒動だらけで〈不適切にもほどがある英雄〉でもあった。

 そんな狼藉ぶりの一方で、マラドーナは歯に衣着せぬサッカー界への提言、さらに天性の愛嬌で、世界中のサッカーファンから愛されたのもまた事実。そういった意味でマラドーナからは『不適切にもほどがある!』の主人公・市郎との共通項と時代性も感じられる。

そういや純子も「PLの清原くん桑田くん」にお熱だった

 彼らを振り返っていくと〈昭和の人情、アスリートはスゴいし、やっぱり昔はよかったなあ〉となりそうだ。いやいや、1986年から38年後の現代スポーツ界を見てみると、進化していることはいくらでもある。

 そう言えば、TVerで見直した初回放送だと1986年の純子は、この2人にお熱だった。

〈PLの清原くんと桑田くん!〉

 清原和博と桑田真澄のKKコンビに憧れていたとなると……ドラマの第7回で1週間だけタイムリープした2024年で、もし各種ニュースを見ていたら……。

〈LAの翔平さんと由伸さん!〉

 といった感じで、大谷翔平と山本由伸(メジャー開幕戦で熱投を見せたダルビッシュ有と松井裕樹の可能性もある)推しになっているかもしれない。

 そんな妄想が広がるくらい――現代のスポーツ界では、世界の檜舞台で戦うアスリートが増えている。では1986年と2024年を比べてみると、どれだけアスリートの活躍の場は変貌してきたのだろうか?

<つづきは第2回

#2に続く
ドラマ『不適切にもほどがある!』話題なので大調査「ダルと本田圭佑らは86年生まれ…五輪メダルも爆増!」日本代表が“38年で超進化”

金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』

TBS系列で毎週金曜22時から放送

主なキャスト:阿部サダヲ、仲里依紗、磯村勇斗、河合優実、坂元愛登、吉田羊

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