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伊藤美誠の辞退で揺れる女子卓球“リザーブ”には誰が選ばれる? 予想される“2人の名前”「日本人5位の新世代」「平野美宇から勝利の21歳」
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byJIJI PRESS
posted2024/02/29 17:11
女子卓球パリ五輪のリザーブ候補として予想される木原美悠(左)と長崎美柚
候補は他にも…平野美宇から勝利した21歳の実力者
木原とのダブルスで数々の実績をあげてきた21歳の長崎美柚もこれからの期待がかかる存在。昨年7月の全農カップ・東京大会では1回戦で敗北を喫し、「オリンピックの代表になりたい気持ちは強いですけど、自分自身の成長を感じられる毎日にしていきたいです」と語った。また11月の大阪大会では準々決勝で平野に初勝利。代表選考レースの渦中にある中、「この経験が次のオリンピックなどにもつながってくると思います」と先を見据えていた。
リザーブの選出は5月ないしは6月。誰が選ばれるにしても、代表選手たちの練習相手を、しかも対戦相手を想定してプレーを模倣するなどしながら担い、その他さまざまな仕事も発生するハードな日々は、貴重な機会にできる。
そういう意味では、パリ後にもつながる、つなげられるのがリザーブという立場だと言えるだろう。